2006年05月14日

埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音3(4月29日)

埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音1(4月29日)
埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音2(4月29日)
これらの続きです。

岩殿観音 山門

ようやく岩殿観音の山門です。結構、歩きますね。とか言いつつ、私は途中にあったコンビニでビールを買い、つまみを食べつつ、ビール飲みながら歩いていたので全然苦にならなかったりする(堕落してる散策者だね(笑))。

岩殿観音 山門

よし、あと一歩。

岩殿観音 山門 仁王像

岩殿観音 山門 仁王像

岩殿観音山門の仁王像。実に立派なのだが、ここで告白せねばなるまい。最初、これを見た時、あまりにも表面が綺麗なんで、仁王像だけ最近別に作ったものだと思っていました。なんだ、歴史的価値ないじゃんと勝手に判断して軽く考えていたんですが・・・。

このブログを書くために調べていたら、これってあの有名な仏師快慶の作なんだって。えっ~!! すみません、そんなふうに見えなかった。っていうか、あまりにも現代的な感じだし、朱塗りだったから、こりゃ違うなと偏見で見ていた自分が恥ずかしいです。しかし、本当に誤解してました。今度行く時は、改めて見てみようっと。実はかなりミーハーで物の見る眼のない私です(赤面)。

階段

線路は続くよ~、どこまでも~♪

とか、思いながらさらに続く階段を登ります。まだ、お目当ての岩殿観音には着きません。

坂東十番霊場 岩殿山正法寺

よっこらせっと、到着~。坂東十番霊場 岩殿山正法寺です。霊場ですので、ご利益あるかなあ?

岩殿山正法寺

こんな感じです。

岩盤に掘られた彫刻

岩盤に掘られた仏様。ありがたや、ありがたやってね。

奉納

これって祈っていると仏様が現われた、という絵ですよね。たぶん。どんな人が奉納したんでしょうか。

岩殿山正法寺

さてさてお寺をじっくり見てみると。

岩殿山正法寺

岩殿山正法寺 唐風の形状

いかにも唐風の形状ですね。

獅子

獅子が表情がぐわぁっと、四方ににらみをきかせています。

iwadono37kazari.jpg

鮮やかな彩色が残っています。でもいつの時代に塗られたものだろう。

竜の彫刻

竜の彫刻。右脇の人物も気になる?

壁の彫刻 蓮の花

壁の彫刻には蓮の花。極楽往生できるかな?フフフ。

溺れさせられる彫刻

この彫刻がとっても気になっています。船の櫂などで人を溺れさせようとしているように見えるんですが・・・、何を現しているんでしょう???

何かの仏教説話を題材にしたものかなあ~と思うんですが、うわあ~気になります。

巨木の根

なんかスゴクないですか? 巨木の根って感じですよね。説明の看板があったけど、写真撮り忘れたので不明。大自然ってなカンジでこういうのもイイ。

物見山岩殿観音の勝

物見山岩殿観音の勝。はい、坂上田村麻呂様あってのものなんですね。先ほどの弁天沼と合わせて、全てその影響下にあるわけです。地元の人は教科書で歴史の本を読むよりも、これらの寺社仏閣を回った方がより本物の歴史を分かるような気がしますけどね。

私もここいらの地元ですが、学校の先生にこういったものがあることを教わったことがありません。教科書の内容をただ、指導要領を見ながら教えているだけの教師。いらないなあ~、ホント。

素晴らしい先生もたま~にいるんですが、生徒より不勉強で情熱のない先生、個人的な経験でいるとたくさんいたりする。悲しいもんです。ふう~。

帰りの階段

帰りの階段。よおっく見ると、まっすぐに道がどこまでも続いているのが分かります。こういうのもなんか良かったりする。

ここまでご覧頂いた方、どうも有り難うございました。ここんとか流行りのスリーデーマーチとかのコースにもなってるようなんで機会があれば、そういうのでどうぞ。

いささかひねていて集団行動が嫌いな私には、そういうの無理ですが、一人で彷徨いたくない方にはそちらの方が楽しく行けるかもしれません。まあ、私の場合は、国内・国外を問わず、地図片手に年中彷徨ってますけどね(自爆)。

関連ブログ
節分にちなんで鬼鎮神社のメモ 
ここもすぐ近くで鬼を神様として祀ってます。
武州寄居十二支守り本尊参り(埼玉) 
ここも竜退治の伝承があります。
埼玉散策シリーズ~高麗神社
埼玉散策シリーズ~高麗山聖天院と野々宮神社
旅行・散策カテゴリ 左のカテゴリです。
ラベル:埼玉 散策 岩殿 札所
posted by alice-room at 14:47| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
今日、フラっと(?)岩殿観音に行ってきました。
私も彫刻やらなにやらにすごく興味があって、
いろいろ写真を撮ってきたのですが、
この千手観音のお堂の上に何か小さな人?鬼?がいるんですが、
どういう意味があるんでしょうか…
こういう謎とか気になったことってどうやって解決したらいいんですかね。
それにしても、手入れが行き届いていないから、ちょっとボロっとしてました…(;´▽`A``

ではでは☆
Posted by アズ at 2006年09月07日 16:34
アズさん、こんばんは。なんかこういうの楽しいですよね。

〉この千手観音のお堂の上に何か小さな人?鬼?
〉がいるんですが、どういう意味があるんでしょ
〉うか…

私もよく知らないのですが、一般的に言うと邪気払いの鬼瓦とか、ショウキ様とかと同様なものではないでしょうか?

この寺固有の由来のあるものならば、郷土資料の中に触れられている場合があります。

寺の地元の図書館か、国立国会図書館、県立図書館などで埼玉県の郷土資料を調べると出てくる可能性があります。

〉入れが行き届いていないから、ちょっとボロっとしてました
参拝者が少ないですからね。金銭的に結構大変なんだと思います。日本中の古刹とかだいたいこんなもんです。まだ、マシな方かも。こんなことを言うと怒られてしまいますが、最近有名なあの晴明神社でさえ、かなりちゃちですからねぇ~。
Posted by alice-room at 2006年09月08日 00:41
TB有難うございます
しかしAlice-roomさんの見た木は凄いですね。
何の木だったのか気になります。
木は時には神社自体よりも迫力あるという事がありませんか?
Posted by seedsbook at 2006年09月18日 14:52
seedsbookさん、はい、本当にこれだけの根というか幹は、私も初めて見ました。神社という聖域だけにこの世ならぬ特別なパワーがあるのかもしれませんね? 緑が多い古刹という感じで、結構好きだったりします(笑顔)。
Posted by alice-room at 2006年09月19日 23:35
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