
でも、著者の手にかかるとなかなかの読み物になっていたりします。実際、文章が実に上手い感じがする。欲を言うと男女の心情の機微とかにまで描写が進むと、あっというまにいかめしい『文学』という名称だけ高尚な部類になるのですが、閨房(ベッドの中のこと)の行為自体に多くの比重が割かれているのでそれは無理か。
もっとも、それ故に楽しいんですが・・・。人様に迷惑をかけない範囲で楽しみましょう。
まあ、難しいこと言わずに、ちょっとした息抜きに軽く読むと面白いです。車内で読むのにはちょっと抵抗ありますけどね。さすがに私も聖人君子ではないので・・・目が血走ってしまいます。こんな本を読んでいたら、車内で痴漢に間違われても言い訳できませんって。
いかにも男が喜びそうな話ではある。日刊ゲンダイの怪しい記事よりは、こっちの方が面白いけどなあ~。日常に疲れているサラリーマン向けか?でも、図書館とかでも見たことあったような・・・。図書館もこういう本ならOKなんだと驚いた記憶があった。だったら、富士見文庫やフランス書院でもいいような気もするが・・・。
うだうだ書いてますが、そういう本です。お薦めしませんが、読みたい方はどうぞ!
歌麿おんな秘図(amazonリンク)
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