本書の前半部分の感想は上記に書いてあります。以下、続き。
やっと読了しました。先週は珍しく忙しくて深夜の読書ができなかったので余計読み終わるまで時間がかかったかも?
で、いよいよフリーメイソンがアメリカ建国に果たした役割なんですが・・・。正直分かりづらい。フリーメイソンと一口に言っても、スコットランド系やらジャコバイト系やら、たくさん有り過ぎ。しかも、それぞれがローカルでどんどん支部を増やしていったり、それぞれのロッジの会員が相互に出入りしていたりと錯綜してよく分かりません。
それ以上にアメリカの独立戦争に至る過程に、個人的に興味のない私には何がなんだか??? もっとも日本の戦国時代も面倒でよく分からない私が、海外のことなんて分からないのは当然かも。
本書で出てくる個々の戦争についての説明も知らないし、興味がイマイチ持てないのであまり面白くないんですよ~。さすがにボストン茶会事件とかなら、なんとか分かるけど。著者達の説明もこの辺りになると、段々資料的な裏付けが曖昧になってくるように感じるのは私の思い込みでしょうか。勿論、テンプル騎士団が存続しているという始めの部分から仮説の説明なんですが、ここいらに入ってから、なんかパワーが落ちているような気も・・・。
テンプル騎士団とフリーメイソンの繋がりまでは、面白かったけど、フリーメイソン自体の話になると、やっぱり良く分からないというのを感じますね。個人的には後半の五分の一(約100頁ちょっと)はあまり楽しめませんでした。いささかよくある話になってきたような・・・?
逆にフリーメイソンのこの部分の話が好きな人には、どういう評価なんだろう?ちょっと聞いてみたいような気がします。私が知らないだけで面白かったりしてね。
個人的にはテンプル騎士団好きは、読んでおいていい本だと思います。本書で触れている話は、他の本で説明されているよりはずっと詳しいし、面白かったですから。他の本も改めて読んでみたくなりました。比較すると、面白いかもしれない。
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