2006年06月10日

「芸術新潮 2006年 06月号」新潮社

美しい写真とかなり突っ込んだ解説があり、時々面白い物がでている雑誌である。今回はダ・ヴィンチ・コードの特集があり、手に取った。
《緊急特集!》
美術史家も侃々諤々 
『ダ・ヴィンチ・コード』の〇と× 【対談】小池寿子+宮下誠

Chapter1 映画も小説も修道僧シラスは○
Chapter2 ダ・ヴィンチ解読の姿勢は
      ○だが答えは×
Chapter3 聖書に縛られない
      新たなイエス像は○
Chapter4 欲望のない美術史は×
いわゆるダ・ヴィンチ・コードに関する評論とか説明としては、既存のものとはだいぶ異なっている感じがした。ダ・ヴィンチ・コードをきっかけにして、各々が好きなことを語っているというのが率直な感想。

エッセイとかそういった類いのものにも近いかもしれない。話が非常に多方面に広がっていきます。逆に言うと、対談物が苦手な私には、ちょっと避けたいタイプかもしれない。この手のものが好きな美大生(崩れ)の友人とかと学食とかで話したときに、こういうことをよく話したりしていたのでわざわざ活字にすることに、抵抗を覚えてしまうのである・・・。因果な性格の私です。

ただ、普通の切り口とは明らかに異なる点があるのでそれはそれとして見るとかえって面白いかも? あえてダ・ヴィンチ・コードと関連付けなくても良かったような気もする。

とまあ、いろいろ生意気なこと言いつつ、芸術新潮のバックナンバーを先日も三冊ほど仕入れてきた私だったりします(笑顔)。

芸術新潮 2006年 06月号 [雑誌](amazonリンク)
posted by alice-room at 02:00| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 【書評 美術】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
alice-roomさん、こんにちは。お気に召さなくて残念でした。美術系の人の会話はあんな感じですか。私の周囲には文学や美術系の人がいないのであんな会話も新鮮でした。残念!また遊びにきます。
Posted by bonejive at 2006年06月10日 07:34
bonejiveさん、こんばんは。美術系と言っても人によりけりでいろいろあるかもしれませんが、私の友人はかなり変わっている人が何人かいたので発想が独特で面白かったです。
その後の生き方も多様でしたけど・・・笑。もっとも私も人の事言えませんが(自爆)。
こちらこそ、これからも宜しくお願いします。
Posted by alice-room at 2006年06月10日 22:53
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