2006年06月11日

「ケルズの書」バーナード ミーハン 創元社

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ハイハイ! あの有名なケルズの書です。是非一度本物を見てみたいとは思っていますが、とりあえずどんなものか図版や写真で見てみたい、思っていました。

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なかなか思っていたような美しい図版のものが見つからなかったのですが、これは絶対にお薦め。値段もそれなりにしますが、同じ値段で他の画集買うよりは、はるかにいいです。

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とにかく大好きな写本でしかもこの斬新な表現ってなんなの???って思うほど美しいし、衝撃を受けるほどの美しさとデザインです。

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よくさ、巷に独創的だとか画時代的なデザインだとかいうがあんなもの、コンサバ以外の何物でもないジャン。と思わず、うめいてしまうほど私にはその新規性に圧倒されちゃいました。毎晩1、2頁ずつ眺めながら、頁をめくっておとといようやく最終頁まで辿り着きました。

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さすごにこの本はパラパラめくったり、ざっと眺める本ではなく、じっくり
と1頁ごとに格闘したくなるような本です。説明は勿論、眺めたものを理解するのに役立ちますが、まずはそんな説明なんておいてしまってとにかくじっくり眺めたい本です。これこそ、本当に愛蔵版(愛憎版?)でしょう。

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いやあ~、この写本の原本の為なら殺人事件を冒す価値あるでしょう。映画「薔薇の名前」に出ていたあの写本もわざわざ手作業で専門にやっているところに依頼して物凄い期間をかけて作られたものだったとメイキングの映像で語っていましたが、宝石なんかよりもはるかに魅力的♪

まさに人類の叡智の結晶だもんね。それとも隠されし宇宙の神秘の理(ことわり)かもしれないが・・・。

くどくどと書き連ねてしまいましたが、美を愛する方なら是非&是非&是非お薦め!

買う買わないは別にしても、美や芸術を愛する方は見ておくべきだし、見ておかないと後悔するぐらいのものだと思いました。しかし、ついこないだまで全然知らなかった私って何? 

ケルト文化にはほとんど興味なかったんですが、食わず嫌いだったのかも。とにかくケルト文化おそるべしってとこでしょうか。論より証拠でいくつかここに紹介しておきます。これみてなにかピンときたら、すぐ本屋で探してみてね。私の下手な感想より、はるかに雄弁にそれらが貴方に語ってくれるはずです。
【目次】
『ケルズの書』とその背景
装飾の表現―影響と類似
装飾ページの構成
装飾の目的
装飾のテーマ(聖書と十字架
天使たち
福音書記者とその象徴
聖体のシンボル
キリストとそのシンボル:魚、蛇、獅子
孔雀と鳩 ほか)〔ほか〕

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ケルズの書(amazonリンク)


関連ブログ
「図説 ケルトの歴史」鶴岡 真弓,村松 一男 河出書房新社
「聖者と学僧の島」トマス カヒル 青土社


posted by alice-room at 13:35| 埼玉 ☔| Comment(6) | TrackBack(1) | 【書評 美術】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
alice-roomさん、こんばんは~

ふふふ・・・・行きますよ、いざトリニティ・カレッジへ!!
夫の残業消化分で連休がいっぱいなのに気づき
急遽ダブリン旅行とあいなりました。

↑これの本物見られると思うとやっぱり興奮!
Posted by OZ at 2009年12月09日 09:06
わあ~OZさん、良かったですねぇ!(拍手)
楽しんできて下さ~い。

羨ましいですぅ~。
じっくり観てきて下さいね。

私は年末の海外は、料金高いのとヨーロッパ寒いので断念したので、別府温泉とかでのんびりと温泉三昧の予定です。これから飛行機と宿押さえねば。

でも、一度は本物観てみたいです!!
行ってらっしゃい~。
Posted by alice-room at 2009年12月09日 22:50
見てきました!

ここは「ケルズの書」の保管のために作られた
建物なので、目一杯楽しめます。
まず予備室があって、そこには引き伸ばしたファクシミリ版とか、いろいろな説明とかで
期待を高め、いざ、本物へ!!

意外なことにかなり小ぶりでした。
4つのショーケースの中にケルズの書の絵の頁と
書の頁、あとはダロウの書、アーマーの書から一ページずつの展示でした。
絵の頁はヨハネの書、最初の「初めに言葉ありき」でした。
色は思ったより沈んだ感じで、鮮やかという形容は出来ませんでした。
でも、正直言って鳥肌たちました。
上階の図書館も華やかさはないものの、迫力は
相当で図書室好きも満足させられます。

あと、考古学博物館でみたタラのブローチと金の船は必見。
タラのブローチに似たものを大昔ロンドンの蚤の市
で買ったんだけど、あれ、何処へいっちゃったのかなあ~?!(泣)
Posted by OZ at 2009年12月29日 21:29
OZさん、ご報告有り難うございます!
私はファクシミリ版しか見たこと無いので、本当に羨ましいです。実物が見れて!

本物はさすがに歴史的な年代を経ているので、色の鮮やかさはないんですね。でも、本物は何物にも変えがたいですものね。

う~ん、行ってみたい。

図書館もいい感じみたいですね。そそられます。私も来年こそは、是非、ヨーロッパ行ってみたいです。さすがに、ここ数年行ってないのでうずうずしてきました。そろそろ禁断症状が・・・。

来年の夏は、給油サーチャージをものともせず、一人でも行ってこようっと。

>あと、考古学博物館でみたタラのブローチと金の船は必見。

おお~あのケルトの有名な奴ですね。そうですか、そちらもいいんですね。メモメモ。

いろいろと満喫されたようで何よりですね(笑顔)。

>タラのブローチに似たものを大昔ロンドンの蚤
>の市で買ったんだけど、あれ、何処へいっちゃ
>ったのかなあ~?!(泣)

探す時に限って、そういうのって見つからないものですよね。ふとした時に、出てきたりしますし。

気長に探して下さいませ。ではでは、今年もいろいろ有り難うございました。OZさんも良いお年を!
Posted by alice-room at 2009年12月30日 18:50
おっとワタクシとしたことが、、、失礼。

こちらこそ素敵な写真で目を楽しませていただいたり、思わぬ情報で脳を楽しませていただいたり
お世話になりました。

どうぞご自愛の上、良い年をお迎えください。

来年はどうぞ欧州へ!(笑)
Posted by OZ at 2009年12月30日 21:24
こちらこそ、いつもコメント&情報有り難うございます。OZさんも素敵な良いお年をお迎え下さい。

>来年はどうぞ欧州へ!(笑)

そうですね。来年は久しぶりに欧州へ参りたいと思います。シャルトル大聖堂の修復も終わったようですし、いろいろと本で勉強したことを実物を見て確認したいです。

何よりもステンドグラスを久しぶりに見たいです(笑顔)。では、また来年も宜しくお願いします!!
Posted by alice-room at 2009年12月31日 19:04
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以下のページに火焔紋の説明があるが、確かに、実に緻密で流麗である。
Excerpt: 以下のページに火焔紋の説明があるが、確かに、実に緻密で流麗である。光琳の 紅白梅図屏風のようであるし、また、ケルトの文様のようでもある。 世界最..
Weblog: Japonesian Apocalypse:Trans-Modern Platonic Trans-Creation: Towards the Revelation of Japonesian Solar Goddess
Tracked: 2007-11-27 19:54
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