2006年07月10日

「AV女優 (2)」永沢 光雄 文芸春秋

av.jpg確か前作はそこそこ面白かったような気がしました。周囲と自分の描くイメージへギャップからの逃避・解放の手段として、ある種社会的に『特殊』と判を押された職業をあえて選択することで逆説的に、自分は自分であることを宣言するような、そんな心理が面白かったのですが・・・。

今回の本書は、単なる自堕落の結果でしかなく、適当に流されて楽に生きていこうとしたら、こうなりました。っていうんじゃ、あまりにもつまらなくありませんか? 一昔前のステレオタイプな風俗嬢の経歴をわざわざ本にする必要ないでしょうに。

「楽にお金が欲しいから、AV女優になりました」そんな一行で終わる内容の本よりも、私の昔のメル友のメール内容の方がよほど面白いです。相手の承諾が取れれば、公開したいくらいですよ~。出版社に持っていきたくなりますね(笑)。

正直この本は読むに値しない。頑張って半分くらい読んだけど、時間の無駄っぽいので後は読まずに古書店に売り飛ばそうっと!

AV女優 (2)(amazonリンク)

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posted by alice-room at 01:01| 【書評 未分類A】 | 更新情報をチェックする