本書でインフレ予測をしているが、そちらはおよそ想定通りにならないと思われるものの、本書の本質はそこではなく、タイトル通りの『長期投資』そのものズバリです。
超・初心者向きに書かれているので、ある意味、極めてシンプルに本質的なことしかなく、著者の主張はそれだけ直接的に伝わってきます。
ただ・・・・バフェットの本を同時平行で読んでると、まあ、言っている基本は一緒だね。
自分が事業の内容を理解し、今後も伸びていくと思える(=信じれる)企業を選び、通常とは異なる特殊な事象が発生して、本来の企業価値と株価が乖離したタイミングで株を取得し、あとはひたすら寝かせておく。
時間と共に成長していくと思われる企業を、本来の価値以下の評価だった株価で購入すれば、成功確率は確かに著しく向上するかと。
一応、私自身もそれを目指しているけど、実践できていないね。おそらく。
今は、銀行ETFの下値を拾うことに専念してますわ。長期下落傾向を如実に示していますが、つぶれない限り、そのうち上がるでしょう。銀行の金利相当分ぐらいは、配当と貸株で稼げそうだし。
正直、評価損を抱えているけど、これだけの金融不安だから、これを乗り越えられれば、十分に元取れそうかも? 下がれば、下がるだけ買いますしね。
まあ、会社作って法人名義でデイトレやってても、全く儲けられなかった私ですから、年に2~3割目標にちびちびとやっていけたらと思います。
ここ10年ぐらい、目標を下回ってますけどね。信用取引を始めたのが敗因かと。
初心に返り、下がるだけ下がったものでつぶれそうにない株を買って放置しとこうかと。ボックス相場でも2割ぐらい取れるんだよねぇ~、大概は。
さて、まずは種銭貯めねば(笑顔)。
本書を読んで、目から鱗はないが、自らの投資スタンスの基本を再確認させてくれるぐらいの価値はありました。でも・・・わざわざ読む必要はないね。
【目次】10年先を読む長期投資 暴落時こそ株を買え (朝日新書)(amazonリンク)
第1章 投資で暮らしを守る時代
第2章 長期投資は難しく考えない
第3章 長期投資を実践しよう―株式投資の巻
第4章 長期投資を実践しよう―投資信託の巻
第5章 長期投資の先に広がる世界
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「バフェットの教訓」メアリー・バフェット 、デビッド・クラーク 徳間書店
「まぐれ」ナシーム・ニコラス・タレブ ダイヤモンド社
「個人投資家のための信用取引の儲け方」石井経済研究所 アスカエフプロダクツ
「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」橘 玲 ダイヤモンド社
「ゴミ投資家のための金融シティ香港入門」海外投資を楽しむ会 メディアワークス