

いきなり出てきた天狗様は、群馬の沼田駅に飾られている二つの天狗様です。
NHKのニュースか何かで女性だけによる天狗を担いだお祭りのことが報道されていました。何気なく「ふふ~ん」と見ていたのですが、実は5日の土曜日は温泉巡りをして過ごそうかと考えていました。
当初は川原湯温泉や小野上温泉をハシゴするか、草津温泉や伊香保とかをハシゴする案もあったのですが、群馬で温泉巡りをするなら、温泉を1つに絞って残りは沼田祭りでも観に行こうかとTVの影響を受け、計画を変更しました。
でもって、最初は敷島駅から徒歩5分の敷島温泉 赤城の湯へ。これは以前に行ったのを既に紹介したことがあるのでそちらをご覧下さい。
朝5時に起きて、6時の電車で出発!
夜寝たのが2時だから、睡眠時間3時間だもんなあ。眠いはずです。
温泉で汗を流してあがるや否や生ビールを2杯、さらに地酒を飲み、もつ煮やおでん、冷奴などを片っ端から注文して満足すると、そのまま休憩室で寝ていました(オヤジですね)。まあ、親と一緒で親孝行的にはこんなもんでいいんでしょう(笑)。

午後3時を過ぎて更に、温泉に浸かり英気を養ってから沼田へ出発です。気分的には、酒が残っていてまあ、かなり適当な気分ですね、ハイ。
まだまだ明るい夏の夕方。山車(こちらのまつりでは「まんとう」と言うそうです)も夜に備えてのんびりブラブラ巡回中ってとこです。


かなり大きな一対の獅子頭です。鼻の穴も大きく、なかなかに不敵な面構えってとこでしょうか?

こちらは待機中の山車。出待ちの控え室ってとこでしょうか。手前の彫りは鳳凰です。


こちらの山車の上部には、魔除けでしょうか? ガーゴイルか何かみたい。扇子を持った鬼らしきものが・・・。立て膝して「よっ、アッパレ!」てなカンジですね(笑)。

神宝である鏡を取り囲むのが、怪しげな天女達(?)。こういう表現ってあまり見たことないなあ~。アプサラスやアマノウズメじゃないだろうし・・・。

提灯のマークが、これって蝶のような・・・私的には上についている傘がポイント高かったりする。

御神輿(おみこし)の上には鳳凰が稲束をくわえています。五穀豊穣とかの祈願なんでしょうね。でも、普通は収穫後の秋祭りだと思うんだけど・・・今はどこの地でも夏の人の集まる時にやってしまうからそのせいかな?それとも元々この時期なのかな・・・?


いろいろな山車があります。夜になってから盛り上がるのか、歩いている人は少なくてガラガラ。まあ、散策にはもっこいですが、ちょっと寂しいかな?
こちらの山車は弁慶と牛若丸ですね。

あちこちで山車は止まって休憩中。

この天狗ともう一基の天狗を女性陣が担いで盛り上がるようです。ずいぶんと綺麗な衣裳で皆さんキメてますね♪ 担いでいるところは、きっと勇壮で絵になりそうです。
もっとも今回は帰りの足がなくなっても困るので、夕方7時には撤退。一番盛り上がる夜のお祭りを味わえなかったのは残念でした。

こちらもしっかり稲束をくわえていますね。

あちこちに天狗様がいっぱいです。でもさあ~、ここの天狗の由来ってあまり観光協会のサイトにも詳しく書かれていませんが、本当のところどうなんでしょう。あくまでも観光の客寄せ的に始めたらしいのですが、元々あったものにプラスして観光用にしたのか、それとも本当に観光用に一から作ったのかでは、意味合いがずいぶん違うんですけどね。
そこが知りたいなあ~。だって天狗の象徴するものって言ったら、金精様やインドのリンガのように男性器だろうし、家内安全、五穀豊穣ってその手の関連から導かれるものだしね。きちんとして伝承とか由来があるなら、それはそれで面白そうなんだけれど・・・。
【補足】
いつもコメントやTBを頂いているbonejiveさんから情報を頂きました。この天狗とは、かなりの歴史があり、それにまつわるお寺も天台宗系から曹洞宗に変わっていたり、なかなか興味深いです。もっと風土記等で調べてみると、さらになんか出てきそうで益々興味が湧きました。
関連ブログ
群馬の温泉
関連サイト
日本一の天狗みこし、女性200人がかつぐ 群馬・沼田~朝日新聞
沼田まつり
沼田まつり 行事予定(商工会議所)
私の地元群馬へおいで頂き、ありがとうございます。
簡単に私のブログで天狗の謂れを紹介しました。
ご参考になれば幸いです。
ハードスケジュールお疲れ様です。
私は猛暑の中、山車を引いておりました。
天狗の情報どうも有り難うございました。お寺もそうですが由緒あるものだったんですね。それをしれてとても嬉しかったです。気になっていましたので・・・。ふむふむ納得、という感じです。
天狗が主役の祭りがあるとは知りませんでした。
写真を拝見しているだけで楽しくなりました。やはり夏には、祭りが似合いますね。
ところで、8月5日は澁澤龍彦の命日なのですが、この日のこんな楽しいお祭りがあると知ったら澁澤も喜ぶような気がしました。(笑)
私も勉強になりました。
群馬には地元の史物、風物を読んだ
上毛カルタなるものがあり、地元小学生必修です。
なぜかカルタに天狗と迦葉山のことは読まれていません。
そちらがとても不思議です?
bonejiveさん>本当にどうも有り難うございました。上毛カルタ、名前だけは聞いたことがあります。確かにあっても良さそうですよね。日本昔話にでも出てきても良さそうかも?
実はシーサーブログのジャンル一覧で「地域」というコーナーをはじめて発見し、「えっ、、こーんな欄があったのか~」と思わず地元群馬県をクリックしたらなんと、alice-roomさんとこのブログが出ていたのでとんできました。
土曜日、群馬にいらしてたんですね。
この日は高崎もお祭りでした。わたしは昼間は寝ていて、夜は川原の土手で蚊に食われながら花火見てました。
沼田のこのお祭りのことは知りませんでした。
迦葉山にもまだ行ったことないかも。関東の霊域だったんですね~
群馬県人は全員上毛カルタを暗記していますから(笑)、カルタに出てこないと、目立たない存在になってしまうようです。
妖しげなブログを不思議なところで見つけて頂き有り難うございます(笑顔)。神出鬼没でしょ(笑)。
peperoncinoさんは花火を見られてたんですね。そちらも楽しそう。私は帰りの電車の中から寄居の花火をちょっとだけ見ました。
>群馬県人は全員上毛カルタを暗記していますから(笑)
あ~いいこと聞きました。今度お会いする時には、尋ねてしまいますよ~(ニヤニヤ)。
ブログもご本人もそろって神出鬼没ですね。
>今度お会いする時には、尋ねてしまいますよ~
どうぞどうぞ~。アレンジも得意技ですから、裏バージョンカルタ大会もぜひご覧あれ。
寄居の花火ですか~
わたしも昔東京に住んでいた頃、帰省中の電車の中から花火を見たことがありましたが、それだったのかなぁ。
他の乗客は誰も気づいていないみたいで、ひとりひっそり眺める車窓からの花火は、花火車両貸切り~みたいで、なんだかトクしたみたいな、ひそかに嬉しかった思い出があります・・・。
興味津々です(笑顔)。楽しみにしていますね。
こっそりと自分しか気付かない・・・そういうカンジ大好きだったりします♪
電車の中から何気に花火っていうのも夏っぽくてイイですよね! もっと夏したいです♪気分的には小学生に負けません!