2006年08月16日

「芸術新潮1999年10月号」特集「黒い聖母」詣での旅

「黒い聖母」このキーワードに引き寄せられて、ようやく探し出して購入した一冊。ご存知の通り、芸術新潮は写真がいいんだよね。それとあわせて解説も雑誌の割にしっかりしていて、変な本よりよほど勉強になる。

今回も特集が「黒い聖母」詣での旅、ですから、定番のル・ピュイやロカマドゥールに、私が大いにはまっているシャルトル。ヨハネ・パウロ2世でおなじみのポーランドの黒い聖母までまさに黒い聖母尽しです(満面の笑み)。

そして私も何冊も著書を読んでいる馬杉宗夫氏が書いた「黒い聖母の起源と信仰」という記事も載っています。まあ、内容的には氏の他の著書で書かれているものと同一のものですが、もし、読んだことない方には、とても面白いものだと思います。

とにかくこれだけ、たくさん且つ綺麗な黒い聖母の写真はなかなか無いので保存版として購入しておいて正解だと思いますよ、きっと! 私はスキャナで採り込んで透明テキスト付きPDFとして保存しておくつもり。

しかし、あ~フランス行きたくなった! たまたまの偶然でしょうが、この本を読んでいる8月15日は『聖母被昇天』の祝日だったりする。黒い聖母を祭っているところでは軒並お祭りで大騒ぎなんでしょうね。益々行きた~い!!

関連ブログ

「黒い聖母」柳 宗玄 福武書店
「黒マリアの謎」田中 仁彦 岩波書店
「黒い聖母と悪魔の謎」 馬杉宗夫 講談社
「黒い聖母崇拝の博物誌」イアン ベッグ  三交社社
「聖母マリア」 竹下節子著 講談社選書メチエ
「シャルトル大聖堂」馬杉 宗夫 八坂書房
「芸術新潮1994年9月」特集血まみれ芳年、参上
「芸術新潮1996年10月号」生きている中世~スペイン巡礼の旅
「芸術新潮 2006年 06月号」新潮社
posted by alice-room at 01:14| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 美術】 | 更新情報をチェックする
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