その準備も兼ねて、青空文庫で再読してました。
子供の頃に読んだけど、全然覚えてなくて・・・。
ちなみに、ANAの12:00のフライトは、今回の大型台風12号の影響で欠航に
なりました。ちぇっ、四国って初めて行く予定だったのに。
普段の行いに問題があったのでしょうか???
さて、感想から。
う~ん、正直あまり面白いとは思わない。読み易いけど、何も心に響くものが無かった。
子供時代も単なる悪ガキでしかないし、つ~か、かなり周囲にとって迷惑なタイプ。
一人で何してもいいけど、私にだけは迷惑かけるなよ!って、言いたくなるタイプかな?
地方に教師として赴任し、まあ、狭い田舎で小さな事をゴチャゴチャ言われるのは、別に四国の一地方都市だからって訳ではないでしょう。日本なんて、どこに行ってもそんなものだしね。
一番最初の就職の赴任先もそうだったし、大学とかも小さい世界で変わらんからね。
本社採用と地元採用の間でいがみ合いしてたようだし。仕事を教えないのに、やれとかどうしょうも無かったと聞いたね、同期から。
大学院も小さな世界で、身内からの批判合戦&男女関係がグチャグチャしてうざいったら、ありゃしない。そんな暇あるなら、図書館籠もって、朝から晩まで論文読んでろって!
もっとも私が今、現在住んでるとこなんて、まさに都市以下の小さな小さな田舎だもの。
それよりも酷いかもしれない?
本書の主人公のように、ちまちま小さな世界で、根回ししてへつらって生きていくのは嫌だと誰もが思うし、馬鹿正直に自分の素直な気持ちのままで、人生を貫き通したいと誰でもが思う。
だから、周囲を否定して、なんなら自分の小さな正義感とやらを、ちっぽけな暴力でうっぷんを晴らした後、正当化できれば、更に言う事無し。っていうストーリーなんだけど、この小説。
まあ、時代的なものとか考慮すると、解釈なんていくらでも出来るけど、大衆のストレス解消で共感を呼んだ程度のものかと。
個人的にはこれ読んでも何も無いです。
この手のが周りにいたら、正直なのはいいけど、やるべきことあるでしょ。さっさと努力してやれるようになってね。とか言いたいですけどね。
粗筋。
腕白者が食っていく為に、学校出て教員資格を取った後、道後温泉のある愛媛県に教師として赴任する。
そこで、よそ者として田舎らしい対応をされたり、小市民的な派閥勢力争いに巻き込まれ、最後に喧嘩をして東京に戻ってくる。そんなお話。
まあ、道後温泉で「泳ぐな」と言われる湯壷で泳いで、お団子食べてみたいとは、確かに思うかもしれない。それ以上は、特に本書に価値を見出せないなあ~。
小説としては、つまらなかったです。
でも、道後温泉には行ってみたかった。11月ぐらいに再度行くかな?
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