2011年09月18日

シュタインズ・ゲート全24話

radiokaikan.jpg
2011年9月17日現在のラジ館。

TVアニメ シュタインズ・ゲート公式サイト

当初はあまりの厨2病っぷりに、イタイタし過ぎて切ろうかと思っていましたが、まゆしぃに惹かれてちょい見続けてました。

すると・・・ゲルバナ辺りから・・・段々引き込まれていっちゃいましたねぇ。

フェリスたんやダルはまあ、お約束ですが、個人的に一番萌えるはずの萌郁が単なる社会生活不適応者でどこぞの新興宗教の危ない人みたいだったのは、驚いちゃいました!!

まあ、実際に何人か知ってるからなあ~、こういう依存症タイプ。実際、危ないから・・・絶対に関わりを持ってはいけなかったりする。すぐ切らないとね。病は伝染します、マジに。

マギカ・まどかの後、他の作品はいささか物足りなかったのでここんとこは、コレ1押しでずっと見てましたね。まゆしいが殺されちゃうところは、さすがに泣けた(号泣)。

それ以上に何度も何度も、タイムマシンで時間を遡っても、『死ぬ』原因は変わっても、『死ぬ』結果が変わらないその救いようのない絶望感は視聴者に強烈なインパクトと、共感を与えるね。
まさに、人ごとではなくなる感覚。

どっかでも書かれてと思うけど、マドカ・まぎかで、まさにほむほむがまどかの『死(=魔女化)』の運命を変えようとして何度も平行する世界の時間軸を渡り歩くというのと、同じプロットだけど、改めてこれって非常に良く考えられた仕掛けなんですね。

物語の中で一番インパクトのあるイベントは『死』(あるいはその類似)だけれど、視聴者がその作中の登場人物に対して共感を抱かせるには、今のご時世、単発の死では既に衝撃とするには足らなかったりする。


同一人物による複数回の『死』は、その点、視聴者を物語りに巻き込むには最適だったりする!
ヒットラーの演説の例を出すまでも無く、情緒に訴えかける、単純な繰り返しこそが一番印象に残り、強烈なインパクトを与えるという方法論の実践をこうしてアニメで見るとはね。

確かに醒めた時代である、現在、ヒットを生み出すにはこういうマーケティング手法は効果的であることを実感しますね。強烈なインパクトは熱狂へと繋がり、購買行動へ直結します。
DVDやBD全巻購入とかね、当然予約特典狙いの定価購入やらなにやらへと。

ほむほむのあの切ない胸の内が、オープニングに『交わした約束』の単語に繋がっていくあの感覚や、話しても未来が変わらない絶望感から心ならずも表現される、あのツンデレ感もたまりませんでしたが、こちらのシュタゲも一見普通の人達なのに、なんか病んでるつ~か、心に苦しいもの抱えていて切なかったりする。

まあ、普通に生きてりゃ、あるんだけどね。
このアニメに出てくる以上の、苦しいことなんていくらでもね。

ただ、表現の仕方はやっぱりうまいと思う。
プリンの助手は個人的にはタイプじゃないので、まあ、ハッピーエンドでなくてもそれほどがっかりしなかったと思うが、でも&でも、登場人物がばたばた死んでいく西尾維新さんの作品よかマシかな?
あちらも最後はそれなりに幸せに終わってるし、今は、みんなが弱って軟弱だから、暗い結末に耐えられないんでしょうね。

実際の世界が暗い中で、これ以上、作り事の世界でも暗くなっても死にたくなるだけだし。
そうじゃなくても、日々、たくさんの人が絶望してるからねぇ~。

最初は、セルンがどうとか、お前ら「天使と悪魔」かよ?
パクリか~とか思ってましたが、実に巧みで巧いプロットだと思いました。タイムマシン概念の導入で、『死』のイベントの繰り返しを可能にし、感情移入の度合いを指数的に高めたうえに、全く同じイベントだと飽きちゃうでしょ。殺される手段を毎回変えることで、反復しても単調にならないうえに、努力しても結果が変わらないことで絶望感を更に倍化させてますからね!

毎回毎回、謎を小出しにすることで背後になるより大きな謎を推測させ、視聴者を引っ張るこの手はエヴァ以降により顕著に一般化した手法かと思いますが、これもまさに生きてますね。結果的に、謎の一部は明らかになっても決して謎の全容は明らかにされないままで、エンディングに至るのもまさにあのパターン。

まあ、劇場版の作成も決まったことだし、謎が残っている方が次回以降の作品への余地があっていいんでしょうね。きっと。引っ張りやすそうだもん!

まあ、一通りの謎解きは済んだので、ある程度モヤモヤ感は解消されたけど、気になっているのが何点かあったりもする。
・つ~か、結局、ダルの嫁って誰?
・岡部は誰と最終的にくっつくの?
・何故か日本にまで工作員のいるセルンって現段階ではなにやってんの?(作中の設定的に)

月2ぐらいで用も無く秋葉をうろついてる私ですが、新しく改装中(?)のラジオ会館をしゅたげ最終話放送記念に写真を撮ってみました。

でも、ラジ館の前に助手は歩いてなかったです(残念)。
@ちゃんねるに書き込んでるのかなあ~(笑)。

シュタインズ・ゲート(amazonリンク)
ラベル:アニメ
posted by alice-room at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック