出版社が異色なシステム・情報系メインのところだったので、よくもまあ、こんなの出したなあ~と図書館で流し読みした。
表紙のチャラさにも関わらず、中身は非常にまともな起業本。
流通関係や税金、海外契約まで触れていて、正直ビックリした!
実際に起業した経験からも、本書内でも率直に書かれてもいますが、好きで会社起こしても、まあ、儲からないでしょうね。うまくいっても、食っていければ御の字のレベルかと。
普通にお仕事して趣味でやるならばいいのでしょうが、凡人がやって、楽できることはありませんね。通常の何倍も苦労して、ようやく並以下ギリギリ。
でも、好きで情熱があるから、やっていける。そういうお話での起業です。
そうそう全然知らなかったので、興味深かったのは、ゲームエンジンの話。
ライブラリとかそういったものも含めて、必要な処理のパターンを作り、後はパラメータを変えたデータを入れだけで、個々の処理をするプログラム作成の手間を省くって・・・昨今のERPパッケージなんかと考え方は一緒ですね。
そりゃ、手間省けるわけだ。納得!
ゲームの世界も同じソフトウェア業界ですし、同じようであっても不思議はないんでしょうが、ちょっと意外で目から鱗でした。私的には。
まあ、私が職場で作っているのも、良くある処理は自分用のライブラリを使ってますけどね。パスやファイル名を変えるだけで流用できるのをイチイチ書いてらんないですし。
本書読んでいて、改めてANDROIDで何か作りたいと強く思いました。来月の損保試験が終わったら、作りたいなあ~。最近、会社でやってるのは、事務仕事ばかりでつまんなくって・・・いささか気分が滅入るもんなあ~。
脳内でアルゴリズムを考えている方がよっぽど楽しい♪
買うほどの本ではないが、私にはちょい刺激になりました。
【目次】アキバ系な起業のしかた―趣味を仕事にする方法(amazonリンク)
第1章 1人でソフトウェア会社を作る―クロノス・クラウン合資会社
第2章 美少女ゲーム会社をつくる―Lass(有限会社ラズエル)
第3章 1人でゲーム会社をつくる―合資会社自転車創業
第4章 ゲーム関連書籍の編集プロダクションをつくる―TRAP(トラップ)
第5章 秋葉原で店を開く―海亀有限会社