2005年03月12日

「聖典クルアーンの思想」 講談社現代新書

「ダ・ヴィンチ・コード」から「レンヌ=ル=シャトーの謎」を経由して本書へ。いいのかなあ~、こんなにのんびりと読書したり、レビュー書いてても?一抹の不安を抱きつつ・・・。

クルアーンってコーランのことです。発音的にはこちらの方が近いそうです。で、肝心の内容ですが、正直言ってそれほど私の知的好奇心(どこが?)には訴えかけてくるものはありませんでした。これを読んでも、イスラム教に関して少しも疑問が解けません。また、ドンドンイスラム関係の本を読もうという気持ちにもなりませんでした。

イスラム教にとって、「経典の民」であるユダヤ教徒やキリスト教徒がそれなりに処遇されているのは知っていましたが、実際に旧約聖書のエピソードがあれほどまで、コーランに取り込まれているとは知りませんでした。この点は、お勉強になったかも?

個人的には、イスラム教の持つ固有性や習慣についての説明なんかもあると、より生きたイスラム教の理解に役立つと思うんですけどね。なんか、文字かいてますってカンジで入門書なのに読者が何を求めているか、考えずに書かれていると思った。そういう視点がないからかな、この方が書かれた本は今後パスしてしまいそう・・・。何か他の入門者を探して読まないと・・・。

でも、以前のブログにも書いたけど、イエスが十字架にかかっても死んでいないという話がコーランに載っているのが確認できたのは良かった!! 活字になっていても複数のソースで確認しないと、事実は分からないからなあ~。絶対ではないにしろ、事実に近づく為の最低限のルールだしね。これで、イエス生存説もだいぶ信憑性が増したかな?

BBCでは、「レンヌ=ル=シャトーの謎」本に基づいて作成した番組は、プリウス団(シオン会)の文書が近代に作られた文書だと分かったので、誤りだったと訂正したが、それ以外の事実はどうなんでしょうか? BBCのその番組自体見たいなあ~。ネットで流れてないのか??? どなたかご存知でしたら、教えて下さい(ませ&ませ)。

聖典「クルアーン」の思想 (amazonリンク)
posted by alice-room at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 宗教A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック