まずは作家編から。ダ・ヴィンチ・コードで出てきた「岩窟の聖母」です。ずいぶんと大きな版を使ってますので絵をたっぷり楽しめます。ただ、惜しむらくはルーブルの方ではなく、ロンドンのナショナル・ギャラリーの方です。でも、どうしてこちらなのかな?誰だって、クレームついて加筆修正したものより、元の自由に描かれたほうが良いと思うのですが・・・。
で、プッサンの「アルカディアの羊飼いたち」。もうご存知ですね、「レンヌ=ル=シャトーの謎」で宝の隠し場所に関する暗号と密接な関係をもつ鍵であり、王がやっきとなって入手しようとした絵がコレであり、苦労して入手後、密かに隠していたといういわくがあり過ぎる絵です(ニコニコ)。
そして、これはNHKの世界美術館紀行でもやってましたが、世界でもっとも美しい写本とも言われる「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」。これぐらい大きい絵だと、十分に満喫できますね。いいなあ~、これ見たいなあ~。しおりか何かでミュージアムグッズ欲しいなあ~。
ベリー公の美わしき時祷書
ベリー公のいとも豪華な時祷書(1413-16、シャンティイ、コンデ美術館)
ベリー公のいとも豪華なる時祷書(ラブリー写時室様のサイト)
こちらは lapisさんに教えて頂いたシャンティイ、コンデ美術館
今度は作品編。
フラ・アンジェリコ。この細身でいて非常にしなやかな天使には、ゾクゾクするものを感じますねぇ~。確か、修道院の階段を上っていって、まさに上がったところにあった絵だったと思います。なんでここに、あの有名な絵が!?と狐につままれたような気がしたものです。だって誰も周りにいないし、単なる階段なんですよ。それを上がると、どこにでもあるような感じでポンと置いてあるんだもん。え~ってカンジ。生活に息づいていることをイヤというほど痛感させられちゃいますね。自然に溶け込み過ぎ~。
それと、ボス。あのあまりに幻想的で異端じゃないの~と思わずにいられない「快楽の園」。今年書かれた絵だといわれても、全く違和感をカンジさせない新しさ。常人では及びもつかない着眼と発想です。これだけはプラド美術館で見て良かったと、心底思えた作品。どうしてもエル・グレコとかがあそこは多くて、ちょっと暗いんだもん・・・。しっかりミュージアムショップでボスのしおりも買い込んできたしね(満面の笑み)。
ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂。これは説明不要かと。これ見たら、カトリック入ってもいいかな?って本当に思う。まさに、神の威光が目に見える作品。あまりに凄すぎて、感動で泣けるよ、初めてだったら。もう3、4度見ちゃったから、それほどでもないけど。でも、イイ!!
世界名画の謎 作家編(amazonリンク)
世界名画の謎 作品編
あんまり長居すると殺気が怖いので逃げます。
(笑)
「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」つながりということで、TBさせていただきます。
無理だということは分かっていますが、この本は、本物を手にとって眺めてみたいものですね。(苦笑)
小さな図版を並べただけの記事ですが、よろしくお願いいたします。
また同じネタで記事を書いたのでTBさせていただきます。
いつも特定の記事だけにTBが集中してしまい申し訳ありません。
変わりばえのしない記事ですが、よろしくお願いいたします。
そうなんですよねぇ~、時祷書の名称ですが、私も当初同じ物だと勘違いしていました。途中でそれぞれが違うものであることが分かりましたが、時々どれがどれだか、分からないままコメントとかさせて頂いていることが、未だに多々あります。すみません、もう区別することを諦めてます。だって、どれも同じように美しくて欲しいことは一緒なんで・・・(言い訳としか聞こえませんね)。