はいは~い、たまには息抜きも必要ということで、あからさまにトンデモ本を読んでみました(きちんとしてものもあるはずですが、この本は書き方故にトンデモ本)。で、オーパーツですが out of place artfifacts のことで「その時代においては本来、技術的に作り出せないと考えられるのに、現存する工芸物」のこと。まあ、4チャンネルあたりのTV番組でよくやっていた類いですね。私も小学生ぐらいの時、UFOや雪男と同じように、怪しげな雑誌や本で結構見たこと有ります。嫌いじゃないんですよ、こういうのも・・・(ニヤリ)。確かNASAには極秘の最高意思決定機関があり、その中の一人は宇宙人とかね!以前の矢追氏のネタ路線ですな。
(目次)
古代人の恐竜土偶(メキシコ)
人造大石球の謎(コスタリカ)
飛翔する黄金シャトル(コロンビア)
機械じかけのピラミッド(エジプト)
巨石建築の不思議(ペルー)
モアイ像に隠された秘密(イースター島)
有史前世界地図(フランス)
うわあ~恐竜土偶以外、全てどっかで一度は見たり聞いたりしたことある、焼き直しの項目ばかり。今では恥ずかしくてちょっと出版できないような・・・出すかな?金になれば出版社は。なんせ、これもあの二見書房さんだし・・・・。みんなに夢と希望を与えてくれますなあ~、マジに。
しかし、凄いなあ~。思いつきと連想ゲームだけで本書いちゃうんだから。写真を撮ってきたら、それで検証は済んだと言われても・・・??? おまけに中南米の警察官を完全に信用しているのが不思議。まともな神経していたら、絶対に信用なんかしないけどなあ~。実情を知っていたら・・・なおさらね。さらには、証言者の写真はいいのですが、記念写真よろしく自分も並んでしっかり写った写真を本に掲載しているのは??? あの~単なる目立ちたがり屋さんかな。結構、すごいですこの方。
だって、なんでも勝手に思いつくまま関連付けて説明した後、一切の科学的調査は受けていないが、と言ってしまうのはちょっとネ。どんな発見・発明でも思い付きがきっかけかも知れませんが、その後、実現・実証の努力があって意味をなすんですけど・・・。子供じゃないんだからね。でも、現代においては貴重な存在かもしれません。世界を空想で豊かにしてくれる人です。別に科学者じゃないんだし、なに言ったっていいじゃないですか。そうですよ!自分の思いつきは、実証無しにすごいアイデアと言い切ったうえで、それを認めない科学者を頭が固いと一刀両断。キャアーすてきぃ~とか言いたくなるほど、ワイルドです(苦笑)。
絶対にお薦めしませんが、105円で売っていたり、図書館に万が一あったら、パラパラ頁をめくってみてもいいかも。それ以上は、時間の無駄になりますけどね(笑)。まあ、罪がない一冊でした。
(念の為に言うと、オーパーツが全てトンデモというわけではありません。きちんと学問的に取り組み、研究されている方もいらっしゃるのでその辺は誤解無く!あくまでもこの本についての感想です。)
オーパーツの謎 サラ・ブックス(amazonリンク)
荒俣さんの本の中でもオーパーツ紹介されてます
2005年03月12日
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