2011年12月04日

ダンタリアンの書架 第1~12話

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本がテーマとなっているアニメということで期待していたのですが・・・。
正直期待したほどではなかった。

禁断の叡智を書き記した『幻書』。
それをこの世ならぬ異界の書架に閉じ込める・・・うんぬん・・・。

ビブリオマニア(愛書狂)という設定の祖父は、まあ、どうみても私の目からは単なる読書好きのおじいさんレベルで蔵書がこんなもん?って感じでその遺産と一緒に引き継ぐ、書架と一体化したメインの女の子ダンタリアンも可愛く見えないんですが・・・。

思いっきり『ゴシック』と重なるのに、 ヴィクトリカのような金髪じゃないし、ツンデレの生意気さも単なる言葉遣いの悪いだけに見えてしまって・・・好きになれない。

ほぼ1話完結スタイルで進む話も内容は悪くないんですが、後味の悪い終わり方が多く、いささかグロイ。
その割に絵柄は、世界名作物語(?)とかそんな感じのホワンとした感じでなんだかなあ~って思います。

まあ、本当にビブリオマニアに焦点を当てたら、一般受けしなくなるでしょうけどね。
しかし、どう見ても図書館の司書さんレベルで、本に関する部分が薄っぺらで興醒め感が甚だしいです。

個々の本も、キーワードにもならないぐらいの扱いで何でも代わりがきいてしまうのではねぇ~。
本好き的には悲し過ぎるアニメでした。

どうせなら、本に捉われないのはそのままでも、個々の話をもっと充実して後味の良いものにして欲しかったなあ~。最近は、突き放す系のストーリー作りの方が印象に残るのでしばしばそういった傾向が見られるものの、中途半端な感じがして残念でした。

このアニメを見た限りでは、原作を読みたいとは思わないんだけど・・・原作が全然違っていたりすることもあるし・・・ね。悩みところであったりします。

本作品もアイキャッチのところとか、ちょっとくすぐる感じではあったんだけど・・・とにかく残念でしたねぇ~(涙)。
posted by alice-room at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする
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