2011年12月04日

『オペラ座の怪人』25周年記念公演 in ロンドン (11月26日(土)に品川プリンスの映画館で観たやつ)

phantom25aniversary.JPG

公式サイト

【※映画未見の方、ネタばれ含みますのでご注意下さい】






『オペラ座の怪人』25周年記念を祝して、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた3日間の特別公演での舞台をニュースでは聞いていましたが、なかなか行けないし、そもそもチケット取れないしね。

その公演を映画にして公開するというのでさっそく行ってみてきました。

大好きなファントムの記念公演の映像というので、期待し過ぎたのでしょうか? 正直、個人的には物足りなかったです。

本作品の後半5分の1ぐらいかな? 
アンドリュー・ロイド・ウィーバーや歴代のファントム達が総出演で、和気藹々で盛り上がるのは、1ファンとして非常に楽しいです。まあ、かつてのあの歌声で聞く者達を魅了して止まないサラ・ブライトンマンの歌もありましたしね。

そういう意味では、何度もファントムを観劇しているファン向けの映画ですね。そういう点では満足ですが、ファントム作品としては、かなり不満が残ります。

そのイベント的な演出に割く時間を生み出す為に、本編のファントムは相当な演出の改変が行われています。ロンドンやNYで観ても(勿論東京でも)、基本的な演出他際立った違いは無かったですが、今回の映画のものは、結構な違和感を覚えました。

シニュール・ピアンジに至っては、全く見せ所がないし、可哀想なぐらい。
クリスティーヌ人形は無いしなあ~。幕間を挟んで、青と赤の対照的なライトの演出も映画では、良く分からない・・・。

何よりもクリスティーヌのアリアが、声量は十分にあり、出ていそうなのに、映画故に音量レベルを調整しているのかアリアの充実感・声量感が感じられませんでした。つ~か、アリアでぐっと胸が詰まっていつもは、涙が止まらないのに今回だけ初めて涙が出なかったもの。

カメラがところどころアップするのですが・・・、マイ・リトル・ロッテの口の中まで映っていて、なんだかなあ~。

シャンデリアが落ちてこないのも、それだけで詐欺じゃん!(笑)。

地下へ降りていく道も傾斜がないし、舞台の背景を作らず、映像で済ますのって・・・。
楽しちゃ駄目だって!

まあ、見てると不満たらたらなのですが、生の舞台で観たら、そんなことも気にしないぐらいはまるんでしょうけど、映画だとそういうのが目に付いてたまらないです。

あとさ、小さなことかもしれないけど、舞台を映画にしているので観客が拍手している状況も大きく映し出されてるでしょ。たぶん、日本以外の国だったら、そのタイミングでみんな映画館でも拍手するんです。

日本の映画館、拍手のタイミングでもシーン!
私&ツレのみ拍手(疎外感&盛り上がりに欠けること、半端ないっす!)

さすがに her majesty theatre でやったように「ブラボー」とかは言わなかったけど、拍手ぐらいしようよ、みんな。ミュージカルをそのまま映してるんだから、映画だと言ってもさ。
(ちなみに、外国では通常の映画でも、笑い声や拍手ガンガンやるんだけどね)

とにかく、観ていて半端無いストレスに襲われましたよ。
生の舞台観たくて、速攻でロンドン行きのチケットをマジで探したからね。
まあ、結局、諦めてしまったヘタレな私ですが・・・(自爆)。

それでも来年は元旦にファントムのチケット取ってあるので、それを楽しみに待つことにします。2月はエビータね。

しかし、忘れたはずのファントムですが、映画観た後の1週間はずっと頭の中で、ファントムの音楽とか台詞がグルグルと駆け巡ってました。
(20回以上観てますし、ロンドン初代キャストのCDとかも何度も聞いてますから、頭の中に刷り込まれてますね)

今回、改めてそれを実感しました。

しかし、来月まで舞台待ち遠しいなあ~。


【追記】
映画の音の違和感について、ずっと気になっていたら以下のサイトを発見しました!

http://anond.hatelabo.jp/20111106021323
■『オペラ座の怪人』25周年記念公演の上映は、音がズレているらしい

劇場で上映されている、『オペラ座の怪人』25周年記念公演 in ロンドンは音がずれています。
これから見に行こうと考えている方(特に絶対音感のある方)は、ご注意ください。
私は、途中で気持ち悪くなり、退場いたしました。
なぜ音がズレているのか問い合わせメールを出したところ、東宝東和株式会社様より、回答をいただきました。

以下、共有のため転載いたします。
---------------------------------------------------------
本日、映画「オペラ座の怪人25周年記念公演」の上映を
観させていただきました。
音が半音下がっている箇所がありました。
私は絶対音感があるので、音のゆらぎが気持ち悪くなり
途中退場致しました。
ソフト化の際には、修正されますか?
ご回答のほどよろしくお願い致します。
---------------------------------------------------------
ご指摘の件、ロンドンのUniversal Pictures International(UPI)に問い合わせたところ、以下のことが判明いたしました。
この公演の撮影は、フレームレイトが25フレームの規格の機材で行われました。
この規格では1秒間に25コマの映像が収録されます。
収録された映像を劇場でデジタル上映をするためには、DCP(Digital Cinema Package)という世界規格に変換する必要がありました。
この規格のフレームレイトは24フレーム、すなわち1秒間に24コマの映像が収録されます。
音程の差は、この変換によって生じたものと考えられます。
収録音声を早回しにすると音が高くなり、遅回しにすると音が低くなる現象は、容易に想像できるかと思います。
今回は、1秒間25コマの速度で収録された音声を1秒間24コマのスピードで再生することとなり、25分の1秒分遅回しにすることによって、その分、音程が低くなったというのが、理論上考えられることです。
非常に微少なスピード差であるので、これによって半音以上の音程差が生じるとは考えにくく、絶対的に音感の鋭敏な方には判る可能性がある一方、ほとんどの方が聴感していないのが実情です。
UPIでは、DCP上映にあたり同様の指摘を受けたのは、今回が初めてという説明です。
更に日本国内のスタジオに取材してみたところ、楽器や声の音質や、旋律、音の高低により、特に差が目立って聴こえる箇所があるのかも知れない、ということです。
音程の問題を解消する手段としては、音声のスピードを変えずに再生するため、映像を毎秒1コマずつ間引いて24フレームに合わせる方法がありますが、これを用いると、今度は映像の方に飛んでいるような現象が生じる可能性があり、理想的な手段とはいえません。
DCPが世界規格であるのなら、なぜフレームレイトの違う機材で撮影を行ったのか、という疑問が生まれますが、これはアナログ時代から世界各地で異なるビデオ信号が採用されていた歴史があり、それに伴い英国では25フレームというフレームレイトが一般的で、機材もその規格のものが多いのが実情のようです。
UPIとしては、日本での上映を心待ちにされているお客様のために最速の実現を目指した結果、限られた時間と環境の中で出来うる限り最良の映像と音声を送ったつもりだったということです。
お叱りを受けながら不謹慎なことを申し上げるようですが、これまでの説明で我々の理解するかぎり、ご指摘くださったお客様は、ごく少数の並ならぬ鋭敏な音感の持ち主でいらっしゃるということが言えそうです。
ただ、劇場上映にあたっては、乗り越えがたい事情により、我慢を強いることとなりましたことをお詫び申し上げるとともに、ご理解を賜れればと存じます。
今回のご指摘を真摯に受け止め、今後の課題とさせていただきます。
なお、DVDおよびブルーレイにつきましては、音程の問題を修正し、Really Useful Group(RUG)の監修と承認を受けたものを発売する旨、UPIの確認を取りました。
日本で発売されるDVDおよびブルーレイは、UPIの制作するマスターに基づくものです。

東宝東和株式会社
サラ・ブライトマンの息継ぎの部分も気になりましたが、歌声が予想外だったのも不満でした。このせいかもしれませんね。私の不満足の原因も。

貴重な情報に感謝&感謝です。

The Phantom of the Opera (Original 1986 London Cast)(amazonリンク)

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posted by alice-room at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 【映画・DVD】 | 更新情報をチェックする
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