「幻想の中世」ユルギス バルトルシャイティス 平凡社(元はリブロポートで出版されたもの)
中世の写本やゴシック建築の彫刻やステンドグラスに現れる図像に関する本。基本的なキリスト教に固有な図像解釈とは異なり、むしろ異質な図像の方に注目してそれらの解釈を行っている。
エミール・マールのような正統派的なものとは違う感じがします。こういったものへの理解も深めることでより多角的に中世の図像が見れるのかなあ~という気もしますが、さてさてどんなもんでしょうか?
ある種、特殊な感じもしますが、著者の中世美術界における位置付けが知りたいものです。ちょっと見た感じでは、それほど面白そうな本ではなかったような・・・? きちんと読んでないので感想は後日。
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「イタリアの初期キリスト教聖堂」香山 寿夫 丸善
4世紀から6世紀にかけて立てられたのイタリアのキリスト教聖堂を取り上げたもの。写真は、まあ普通。文集もちょっと見た感じでは、普通。特に特徴もなく、正直あまり興味をそそられない。読者としてのターゲットとしてはどこを狙っているのか不明?
写真は綺麗なものもあるんだけど、全体としてはイマイチ感がぬぐえず、わざわざ文章を読むほどの価値があるのか、疑問に思っている段階。読めばすぐに読み終わる程度の本にしか思えないのだが・・・。
機会があれば、読んでみようかとも思うが他に読むべき本がたくさんあるので読まないで終わりそう。まあ、写真は全てチェックしたので一応メモ。
【目次】イタリアの初期キリスト教聖堂―静かなる空間の輝き(amazonリンク)
サンタ・コンスタンツァ(ローマ)
サンタ・サビーナ(ローマ)
ラテラノ洗礼堂(ローマ)
サント・ステファノ・ロトンド(ローマ)
サンタ・マリア・マッジョーレ(ローマ)
サンタ・マリア・イン・トランステヴェレ(ローマ)
サン・クレメンテ(ローマ)
サンタ・マリア・イン・コスメディン(ローマ)
サン・パウロ・フォリ・レ・ムーラ(ローマ)
サン・ロレンツォ・マッジョーレ(ミラノ)〔ほか〕