2006年09月22日

「化け物展」10月開催へ/人魚や天狗の“ミイラ”も

「化け物展」10月開催へ/人魚や天狗の“ミイラ”も
【四国新聞社より転載】
天狗(てんぐ)や人魚のミイラと伝わる資料などを集めた「化け物の文化誌展」が10月から、東京・上野の国立科学博物館で開催されることになり、担当者が19日、“ミイラ”のエックス線撮影をするなど本格的な準備を始めた。

 開催は10月17日から11月12日までの予定。主に江戸時代から現代までの妖怪や化け物にかかわる史資料約100点を展示する。主催は同博物館と秋篠宮さまも参加している「生き物文化誌学会」。

 青森県の八戸市博物館に所蔵されている天狗や人魚の“ミイラ”のほか、カッパ伝説に関する資料などもある。

 19日は、天狗と人魚の“ミイラ”を、東京・上野の東京文化財研究所にある最新式のエックス線で担当者が撮影、分析を開始。いずれも長さ30センチ前後で、1800年代前半に作成された人形とみられるという。

 天狗は胴体部分が鳥で、顔はサルのような動物の頭蓋(ずがい)骨部分に紙で細工していることが判明。人魚は双頭の木製で、尾の部分は実際の魚のうろこを使ったとみられる。エックス線撮影の写真も展示する予定だ。

 同博物館の鈴木一義主任研究官は「日本人のお化けへの興味の変遷や伝説にまつわる好奇心が分かってもらえれば」と話している。
これは、行って見なければ!! 夏のお化け屋敷よりも興味津々。でも、あんまり真面目に夢のない説明をされたら、切れたりして・・・。人魚は人魚だもの。祟ったりしたら、面白いの・・・と不穏な発言をしちゃいそうな私だったりします(ニヤリ)。
posted by alice-room at 00:09| 埼玉 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 【その他】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これは面白そうですね!
東大コレクションの「人魚図」を連想したので、過去記事をTBさせていただきます。
alice-roomさんのレポート記事、今から楽しみにしています。
それでは、よろしくお願いします。
Posted by lapis at 2006年09月22日 01:04
わー、こんなのやるんですね?!
これは行きたい、でも故郷は遠すぎる(?!笑)のでした。
私も管理人さんのレポートすごく楽しみにしています。
なんか新総理も決まって、魑魅魍魎の跋扈する世界に近くなっている日本。ここではふさわしくないと思いますので、これ以上のコメントは避けますが、普通の人間界を維持して欲しい異国のOZです。
Posted by OZ at 2006年09月22日 05:47
『スキタイの子羊』に、「日本は人魚の輸出国」というような記述がありましたよね。
日本産人魚は世界的に有名だったのですね。
夢を壊すかもしれませんが、「人魚の作り方」もしりたいものです。
Posted by 大阪のマリア at 2006年09月22日 09:31
lapisさん>lapisさんも結構、お好きなのでは? はい、頑張ってご報告させて頂きます。今から楽しみです。

OZさん>政治の話も個人的には好きなんですが、ブログでやると、いろいろな話で収拾がつかなくなってしまうので・・・。政治や経済用のブログも作ればいいのでしょうが、とても手一杯で回せそうにないので断念しています。
行ってきたら、いろいろと(あることないこと・・・笑)ご報告しますね。

大阪のマリアさんも書かれていらっしゃいますが、世界中に日本製の人魚が輸出されたのは有名で私がヨーロッパに行ったときにも、確かその手のものが教会(or 城)付属の博物館とかにあったのを見た覚えがありますよ~。結構、お近くにあったりして・・・。

大阪のマリアさん>はい、荒俣氏の何かの本でも日本製人魚の話があったような気がします。ヨーロッパの商人が買い付けて、西欧の教会や王侯貴族に高値で売りつけていたようです。
人魚の作り方、展覧会であるかもしれませんね。真似してお作りになったりされませんように(笑)。
Posted by alice-room at 2006年09月22日 22:02
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