2006年09月28日

ローマ法王が聖遺物「ヴェロニカのベール」視察

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ローマ法王が聖遺物「ヴェロニカのベール」視察
【exciteニュースより以下、転載】
[ローマ 1日 ロイター] ローマ法王ベネディクト16世は1日、歴代の法王で初めて「ヴェロニカのベール」の視察を行った。言い伝えによれば、「ヴェロニカのベール」は、十字架にかけられようとするキリストの眉から出る汗を拭くのに使用された布で、キリストの顔が奇跡的に写されているという。

「ヴェロニカのベール」は「聖なる顔」の別名でも知られている。法王はアペニノ山脈のマノペロにある人里離れた僧院で何世紀ものあいだカプチン会修道士たちに守られてきた聖遺物を前にして、ひざまずいて祈りを捧げた。

しかし法王は、中世以来、キリストの本当の顔だとしてあがめられているベールを、本物であると公認するには至らなかった。

ドイツ生まれの法王は、金銀の重厚な額に入って祭壇の上にまつられた布を見たあと、「私たちは共に主の顔を探し求め、そのうちに人生の道を見いだす」と、集まった聖職者や巡礼者たちに語った。

この古い布には、血の赤の色で髭を生やした男の顔が非常にはっきりと写されている。さらに有名な聖遺物である、キリストの遺体をくるむのに使われたという「トリノの聖骸布」に残された顔にも非常によく似ている。

布の大きさは17×24センチメートル。伝説によれば、ローマ人たちによってキリストが重い十字架を背負わされ、エルサレムを通って処刑地ゴルゴダの丘に連れて行かれる際に、ヴェロニカという女性がキリストの顔を拭くのに使ったものだという。

この布には治癒力があると言われてきた。そして中世には、ある一定の角度からのみキリストの顔が見えることが奇跡的だと考えられていた。

「ヴェロニカのベール」の出どころは確かではないが、遅くとも12世紀からこのかた、イタリアの巡礼者たちから崇められている。ヴェロニカは聖書では言及されていないが、「ピラト行伝」と呼ばれるキリストの人生を書いた外典に登場する。

1608年まではバチカンに保管されており、ダンテの『神曲』でも言及されているが、建設工事のあいだに行方がわからなくなった。 一説では、ある兵士の妻が夫を刑務所から出所させるために布を貴族に売り、その貴族がカプチン会修道院に寄付したといわれている。

ドイツ人のイエズス会修道士ハインリヒ・ファイファーは、13年にわたる研究の末、それが本物であると結論を出した。 別の学者は紫外線による研究を行い、繊維が塗装されていないことをつきとめた。しかし評論家たちは、「ヴェロニカ」が「真のイメージ」を意味するギリシャ語とラテン語の変形なのは、偶然にすぎると言う。

すでに毎週何百人もの巡礼者たちがヴェロニカのベールをひと目見ようと訪れているが、カトリック教会のトップである法王がはじめて視察を行ったことによって、その人気はさらに高まることが予想される。

昨年、ヨハネ・パウロの後任となったベネディクトがヘリコプターで到着したとき、何千人もの巡礼者たちから「ベネディクト!」「法王万歳!」といった叫び声があがった。

カプチン会修道士のひとりが、宝石の装飾付きの金の額に収められたベールの複製品を法王に与え、彼の指輪にキスするためにひざまずいた。

エミリアーノ修道士はロイターTVの取材で、法王の訪問を「歴史的な出来事」だと語った。「多くの巡礼者と同じく、ヴェロニカのベールのキリストの顔を見に来るというより、むしろそれに見られ、神の目に愛されるためにいらっしゃるのです」

修道院を訪れる巡礼者たちは、2000年以上前のものとされている図像がはっきりしていることに驚かされる。

イタリア人の巡礼者シルヴァーナ・フィオレッリさんは、「いかにしてキリストの顔がこんなに長い時を経て残っているのか、私には説明できません」と言う。彼女はさらに、自分は「驚異」の感覚で満たされた、とつけ加えた。
ほお~やっぱり本当にあるんですね、ヴェロニカのベールって!カトリックって、奇跡とか聖遺物とかがマジにあるから、凄いなあ~。

元々はバチカンにあったんですね。勉強になります。トリノの聖骸布みたいに化学的な鑑定とかを行うとまた、喧々諤々(けんけんがくがく)で揉めちゃうのかな?

さすがに、これをいきなり本物ですとは言わないでしょう・・・。逆に言ったら、それはそれで世界を騒がすニュースになったでしょうが。

関連ブログ
「聖ヴェロニカの陰謀」ルイス・パーデュー 集英社
『トリノの聖骸布』の印影は復活の時のものか
「トリノの聖骸布―最後の奇蹟」イアン・ウィルソン 文芸春秋
「聖骸布血盟」フリア・ナバロ ランダムハウス講談社


posted by alice-room at 00:24| 埼玉 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 【ニュース記事A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
楽しいですよね。なんて言っちゃ信仰厚き信者からにらまれるのだろうけれど。
いかにも本物とは思われないものなども案外しっかり信じられていたりしますものね。
とはいいつつ、
いやあ~それは無いでしょう?といいながらもキリストの血だなんていわれて見に行ったりね。
カトリックの世界は面白いです。
Posted by seedsbook at 2006年09月28日 15:59
seedsbookさん、こんばんは。しかし、時代は変わっても変わらないものもたくさんあるんだなあ~って実感します。でも、単純に見たい!!(笑顔)
Posted by alice-room at 2006年09月28日 23:46
ユダの福音書の時も思いましたが、これだけ時間がたってもいろいろ出てくるのが面白いですね。

個人的には現法王は嫌いです。
目が恐いよ、アンチハリー・ポッターを唱えたとき、
悪魔はあんただ、と言いたかったくらい。
今回のイスラムへの発言も、あとで謝罪はしたけど自分の意志は表明しましたもんね。
さすがナッチンガー(と、一部で言われたベネディクト16世でした)
これは個人意見です。
つい書きましたが、不当と思われましたら削除お願いします。

Posted by OZ at 2006年10月02日 03:01
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