こういうの大好きなんですよねぇ~。古書、奇書などの書籍に埋もれていられたら、幸せだもんね! 実際に、イギリスの古書店通りとか歩いてても堪りません、ウットリ。
自分でも悪魔本とか買いまくってた時あるし、海外でも古書店巡りは楽しいんだ。あと、プラハの修道院付属図書館が最高に良かった。写字生の手彩色写本だよ~、贅をこらしたう
えに民衆に知らされない神秘の知識が散りばめられていて、まさに金銀財宝に勝る宝物。
(ここのブログもそれにあやかりたいというのが出てますが)
ヴァチカンの禁書図書館になら、このナインズ・ゲートの本とかマジありそうで怖いッス。実際に、ビブリオマニアっていうのがいるから、言葉まであるわけで本を集める為に人生の全てをかけているそうだしね。
一番の掘り出し物を得る機会は、同じ蔵書家や収集家の死亡時に、何も知らない遺族から騙して買い付けたりするしかないそうだからね(紀田順一郎氏の「古本屋探偵の事件簿」
そういったことや、悪魔学好きには堪らない作品です。全体を通して漂う妖しい雰囲気がゾクゾクするほどいいです!本を探すうえでのストーリーはきちんとありますが、それ以外の悪魔が共著の本という、背景的な謎解きとかはありません。というか、偉大なる超越的存在である悪魔を人間ごとき輩が理解できるはずもなく、説明を期待するのが間違いです。
いやあ~しかし、いい雰囲気ですよ。金も地位も名誉もあるが、一番欲しいのはこの世以外の智慧や存在、俗物を切って捨てていく選民意識もいいなあ。できればwitch’s hammer「魔女の鉄槌」とかも出してくれると良かったんだけど・・続編作って欲しいなあ~。
大・大・大満足の作品。もっとマニアックに突っ走るのもいいのかも??? エセ・インテリゲンチャやモラトリアムな教養主義者や、無知の神秘主義者は見ないと(誰が見るんだか?)。
ナインスゲート デラックス版THE NINETH GATE(amazonリンク)
私もこの映画、大好きっス!!
本が好きな人にはたまらない映画ですよね~。
「ナインスゲート」、「スティグマータ」、「ブラザーサン・シスタームーン」、そっち系の映画は全部カヴァーしていらっしゃる御様子。素晴らしい。
「スティグマータ」みたいな奇跡は世界中にあって、教皇庁には「奇跡調査委員会」とかまであるんですよね~。
前教皇か、前前教皇か忘れてしまいましたが、確かここ10年の間に、教皇自ら「エクソシスト」を行って、ムチャクチャ批判されましたよね、そういえば。
「科学的じゃない」って言ったって、その「科学」自体、錬金術や、天文学(占星術)から発展したのに、変なヤツが多くて嫌になりますね。
ベーコンだってカトリックだったというのに・・・。
ところで「アイズ・ワイド・シャット」はご覧になられましたか?
「アイズ・ワイド・シャット」に、悪魔崇拝というか、邪教崇拝というか、フリーメーソンというか、まあ、どれでもいいですけど、そういうのの集会のシーンがあります。
現在のフリーメイソンとかそっち系の儀式なんて、儀式という名を借りた、フリーセックスでしかないので、その辺も、きっちり描かれてます。
キューブリック監督、やっぱりシニカルです。
フリーメイソンって年会費を出せば、誰でも入れるって知ってました?
ちゃんとあるんですよ、「フリーメイソン日本支部」。
笑うしかないって感じですけど・・・。
アイズ・ワイド・シャット、話には聞いているんですが、実はまだ見ていないんですよ~。ちょっと天邪鬼でメジャーは避けてたりしますが(でも、ミーハー)、もうほとぼりも冷めたし、是非見てみますね。情報どうもです(御辞儀)。
フリーメイソンの日本支部は知っていましたが、誰でも入れるのは知りませんでした。個人的にはイエール大でも留学してスカル&ボーンズ希望!! だって、アメリカ大統領になれるし・・・って(オイオイ)。
そういえば、あのニュートンでさえ、錬金術にはまっていたのは、科学史でも有名みたいですね。あの当時では、まだまだ科学とオカルトの領域が不分明で紙一重だったみたいです。先日も某ニュースキャスターがエクソシストをするなんて時代錯誤の狂信者、的な発言をしている人がいましたが、自分の無知をさらけ出していますね。だって、カトリックでは今でもエクソシストやってるし、まして講座でやるくらいなのに・・・。まあ、良き日本人ってとこなんでしょうけど。
ところで悪魔ものでこれに似たもので
Angel heartがありますね。
私の地元では公開時にプレデターと同時上映でした。プレデター見たさでエンゼル~がどんなものか知らずに観て驚いた記憶があります。
個人的にはファウストが下敷きのようにも感じましたが、今思えば二重人格者のはしりにも思えますね、、、