2005年01月27日

薔薇の名前(ウンベルト・エーコ 東京創元社) 抜き書き

没薬 流産の予防に用いてバルサモデンドロン・ミッラという樹木から採取

ムーミア ミイラ化した死骸を解体して作る。いろいろな薬の調合に用いると奇跡に近い効果をあげる

マンドラゴラ 覚醒作用、欲望をかきたてる効果

フィリップ五世が、まだポワティエ伯であった頃、カルパントラから逃げ出した枢機卿たちを呼び集めた。枢機卿たちをリヨンのドミニコ会修道会に閉じ込め、彼らの身の安全を図る為であって決して虜にする為ではないと誓いながら、改めて教皇の選出に当らせたのだった。

しかしながら、彼らを掌中に収めるや鍵をかけて(その後、これは正当な習慣となるのであるが)閉じ込めてしまったばかりか、日一日と食べ物の量を減らしていって、彼らに一つの決断を下さるざるを得ないように仕向けたのだった。そして枢機卿一人一人に自分が王位に就いたときには支援してやる事を約束した。

やがて実際に玉座に昇ったとき、枢機卿たちはすでに二年に及ぶ捕囚の生活に疲れ、粗食の中でその場に一生閉じ込められてしまうのではないかと恐れて、すべてを受け入れてしまった。あの意地汚しめたちがペテロの座(教皇の位)へあの70歳を過ぎた矮小な人物を昇らせてしまう。

教養のある男で、モンペリエで法学を修め、パリでは医学を修めた。アヴィニヨンの司教としては神殿騎士団を壊滅されるためにありとあらゆる適切な(非道な企ての目的にそって、適切な、という意味だが)進言をフィリップ美王にした。 

~これがコンクラーベにつながる。神殿騎士団の壊滅にも積極的な働きかけをしていたとは、なかなかの重要人物~(感想)


posted by alice-room at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 【書評 海外小説A】 | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 『薔薇の名前(仏・伊・独(1986)』 価値観:A評価 娯楽性:C評価 視聴覚:B評価 【言葉というメディアが作る現実】 。+。◆。+。◆。+。◆。+。◆。+。◆。+。◆。+。◆。+。◆..
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