2006年10月01日

東京散策シリーズ~江戸東京たてもの園(9月30日)

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駅からちょっと離れていてバスに乗らないと行けないのがネック。それが面倒でなかなか行けなかったのですが、久しぶりに行きました。江戸東京たてもの園です。

小金井公園の端にあるんですが、いろいろと風情ある建物が素敵です♪
ここは和傘商店。

子宝湯

ここは本物の建築物を移築したものですから味わいがあっていいんですよねぇ~。最近、めっきり数が少なくなった銭湯です。名前からしてイイ!『子宝湯』ですもん(笑顔)。

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下足場から、早速タイル絵のお出迎えです。

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共同浴場ですから、周りの人に迷惑をかけないようにマナーを守りましょう♪ 最近、銭湯だけでなく温泉に行ってもかけ湯もせずに入る常識知らずがいるからなあ~。でも、若い人よりも年寄りの人の方がマナーがなっていない場合もあり、困ったもんです・・・。

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貨幣価値からすると、いまより安いのか?高いのか?

女湯

禁断の『女湯』です(ワクワク)。子供の頃でも女湯に入った覚えがないなあ~。入りたいとも思わなかったが・・・。歳をとると人は変わるものです・・・ってオイ!

男湯

こちらは男湯。番台もありましたが、結構、狭くて大変そう。あそこにずっと座っているのも苦痛かも?

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天井が高くて、実にしっかりした感じですね。

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脱衣かごです。今でも銭湯にいくとこういうのありますよね。温泉場とかでも時々見かけるし。そういえば、来週は草津温泉に行くんだっけ? 久しぶりだし、楽しみだなあ~(満面の笑み)。

銭湯 富士山の絵 右側

銭湯 富士山の絵 左側

銭湯のお約束。洗い場の壁一面に描かれた富士山です。上が右側で女湯に描かれているもの。下が左側で男湯に描かれたものです。

勿論、女湯からも富士の部分はしっかり見えますよ。日本人はやっぱり富士山だなあ~。一人で勝手に納得!

猿蟹合戦

舌切雀

今残っている銭湯でも滅多に見れないんじゃないかな?「猿蟹合戦」「舌切雀」のタイル絵です。これらは女湯に描かれています。

牛若丸と弁慶 五条橋

那須与一

「牛若丸と弁慶 五条橋」「那須与一 扇の的」のタイル絵です。こちらは男湯に絵がかかれています。タイル絵であったもの女湯と男湯では描かれているモチーフが微妙に違うことが分かりますね。やっぱり男の方は、勇ましい主題が選ばれているようです。興味深いです。



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七福神の宝船

高いところにあって写真でも分かりにくいのですが、『七福神の宝船』が彫刻されています。解説によると、家が二軒建つほどのお金をかけて、わざわざ腕のいい職人に彫ってもらったとか。気合が入っていますね!!

こういう銭湯があったら、是非行ってみたいな♪ スーパー銭湯等もいいけど、ちょっと画一的でお洒落じゃないんだよね。目立たないところに金と時間をかけるこだわりって、なかなか理解されないからなあ~。私もそうだけど、みんな見る目がないんでしょうね。悲しいことに。

大黒様 鬼瓦

恵比寿様 鬼瓦

鬼瓦として、大黒様と恵比寿様がちょこんと鎮座ましますとは、なんとも縁起のイイ銭湯です。確かにこれを壊しちゃったらもったいないです。

なんか急に銭湯巡りをしてみたくなりました。

三省堂

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どれもこれもなかなかシブイ面構えです。今もこういう建物ときどきありますよね。ちょっとイイ感じです。

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最近は、めっきり見かけなくなりました。

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当時としては、斬新なデザインだったのでしょうか?ギリシア建築やローマ建築のような柱ですが、個人的な感想だと中途半端で安っぽくて嫌い。古代ローマ遺跡とか本物を何度か見た後では、いささか興醒めかもしれません。まあ、お遊びとしては、別の意味で楽しく眺めればいいのかもしれませんが・・・。

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このシンプルでいて、時代が経っても古くならないバランスのとれた感じは実にイイなあ~。私の好きなタイプのデザインです。こういうシンプルさも愛する反面、装飾過多のバロック形式も好きなんだけどね。

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これまた気合が入ったガス鐙です。ライオンの意匠が、爪の部分でしっかりと生きているのがまた面白いです。

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部屋の壁にさりげなく彫刻されていました。木目を十二分に生かしたうまさに惹かれます。

今回紹介したのは、ごく一部でもっと&もっとたくさんの建物があります。江戸時代の茅葺農家も良かったです。ほとんど毎日炉に火を入れているそうで(これは煙で屋根が腐るのを防ぐ為)、囲炉裏にあたりながら、ぼお~っと時を過ごすのもゆったりできていいかも。

うちの本家の一つ前の家がまさに、こんな感じの農家をもっと大きくしたもので中二階があったり、冬には雪囲いがあったりして、風情があったなあ~。柱も実に太いいい柱を使っていました。

建築好きには散策もできるし、楽しいところかと。ちょっとした出店があって芋煮やたこやき、焼きそばにビール、ホッピーなどまで売っていて、秋空を満喫するにはイイ感じでした(笑顔)。

関連サイト
江戸東京たてもの園
posted by alice-room at 13:31| 埼玉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 【旅行 散策B】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わぁ、いいですね。秋の散歩に理想的。
次は行くのが夏だから辛いかな。
でも、行ってみたいです。
子宝湯のタイル画もグッド。猿蟹合戦とか那須与一とかが書かれていた時代もあったんだ。
私にとっては富士山とつがいのオシドリがタイル画の双璧(?)ですねえ。
お風呂やさんの音の響きと独特の香りがすごく好きでした。
風呂上りのビンにはいったりんごジュースも(笑)
おっと郷愁にひたってしまいました、失礼。

草津温泉ですか。いいですねえ。
2年前の冬に箱根に行ったとき、お湯にひたりながら「日本人、外国なんて行く必要ないじゃん。極楽はここにあり!」と叫んだりしましたが、次の旅行はプラハになりそうなOZです。
こちらで読んだのがきっかけであちこちサーフィン。やっぱり押さえておきたい場所ですよね。
Posted by OZ at 2006年10月02日 02:53
こんなところがあるのですね。
面白い。
銭湯めぐりも面白そうですね。
早稲田近辺にあったなあ。
Posted by seedsbook at 2006年10月02日 16:15
OZさん>タイルいいですよねぇ~、実にイイ!風呂上りに金色で透き通ったリンゴジュースもいいですし、フルーツ牛乳も好きでした(笑顔)。
草津温泉、久しぶりで楽しみです。もっとも二週間前にも群馬の温泉に行ってたのですが・・・。結構、温泉好きだったりします。
おお~プラハですか。いいですねぇ~。是非、ストラホフ修道院付属図書館とあと名前を忘れましたが有名な図書館ありますので覗いてみて下さい♪ 美味しいビールも忘れずに♪ ああっ、私もまた行きたいです。

seedsbookさん>お薦めの銭湯あります?馬場にもいくつか銭湯あるのは確認しているのですが、さすがに仕事帰りに寄るわけにもいかず・・・。湯冷めしちゃいそうですし・・・。でも、なんか風情のあるところがあれば東京散策シリーズニューバージョン。東京銭湯湯巡りシリーズとかに変わったりして・・・(ハハハ)。
Posted by alice-room at 2006年10月02日 22:58
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