2005年03月06日

東京国立博物館 「踊るサテュロス」

東京国立博物館 踊るサテュロスのサイト
1998年にシチリアの海から引き上げられたブロンズ像です。酒神バッカスの従者ということで、酒飲んで酔っ払って、いい気分で踊ちゃってる、そういう構図です(みもふたもない表現)。表面から見るよりも後ろから見ると、イイですね。ますで走り幅跳びでもしているかのような、伸び切った筋肉の躍動感。踊るというよりも跳ねるっていうカンジです。いい体してますよ~(そんな、バッカスは異教の神々で異端だとか申しませんよ~。最近、そういう本ばかり読んでるから・・・苦笑)。

あとね、国立博物館も独立行政法人になったせいかな?展示方法に凝るようになった!以前には見られなかったように感じます。いい意味で。もともと表慶館は大正天皇の結婚祝いだっけ?国民が寄付して作ったそうですが、モザイクの床とか、天井とか結構凝った作りで味わい深いんですよ。そこで、間接照明使ったりしながら、なかなか素敵に展示されています。別料金で200円を取るだけのことはありますね(ニヤニヤ)。

そうそう今日は平成館混んでたなあ~。唐招提寺展だっけ?直接、あっちで何度も見てるから、わざわざ見る気にならないので行かなかったけど、面白かったのかな?私的にはあんまり混んでるのってパスしちゃうんだよね。静かに鑑賞するのは好きだけど、人が多いだけで興ざめ。常設展であまり人が見ないお気に入りを見るのがいいんだよね!また、静かな時に行こうっと。

あと、本館では浮世絵が展示されてました。浮世絵の展示も結構、センスいいと思うんだけどなあ~。原宿の浮世絵美術館とかの名前だけと違い、こっちの方がはるかにいいね。展示数はたいしたことないけど、結構綺麗でした。そして、それ以上に気に入ったのが根付。象牙やタガヤ、柘植とかに微細な加工を施しているのが、なんとも職人の技って感じで好き。香港のキャット・ストリートとかだと、たちの悪い象牙もどき売ってるけどね。あんなのとは違って、こちらは正真正銘の本物でしょうから。根付って大・大・大好き!携帯ストラップの元でもあるんだけど、日本人の粋な感性が出てるよね。私も以前、京都の御茶屋で遊んだ時にもらった煙草入れにこういうの付けたいなあ~。根付自体は、”二股大根を抱えた大黒”とかいささか趣味人向けのキワモノもっているんですが、柘植の中国物なんだよね(たぶん)。最近、そういうの多くて・・・。

外国人がこういうの特に好きでよく高いお金で買うから、香港や中国、タイ等々アジア各国で質の悪いのを売ってたりする。値段ばっかりボッタくって彫りが甘いものなんて、ザラ。よく見て値切らないといけないから大変なんだよね。私が持っているのは、それなりの値段で苦労して業者探して買ってきたものだから、モノは確かな象牙もあるけど、やっぱり高い。happy buddaはデザイン性もその象徴する意味も縁起が良くて好きなのになあ~。まあ、一人で楽しみますか。

話がそれてますが、根付は数少なかったけど、結構良かったです。象牙が多かった。大人のお洒落はこういうものでしたいですね。妖怪根付(食玩ではない)とかも、遊び心がたまらなくいいんですが。今回は無かったようですけど。これで人が少なければ、言うことなしです・・・・普段はガラガラなのにね。
posted by alice-room at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 【芸術】 | 更新情報をチェックする
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