2012年01月28日

「アデル ファラオと復活の秘薬」バンジャマン・ルグラン 早川書房

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映画化されてるようです。
原作は、フランス独特なコミックのような媒体で人気の作品。それを映画化したもののノベライズって、ところでしょうか?

表紙はその映画からみたい。観てないけど。

ジャーナリストの才気活発な女性が、型破りなやり方でバリバリと活躍する物語。時代的なものもあり、正直、ちょっと片意地張って頑張ってます調なところがありますが、主人公は好感が持てます。

元々のメディアが、コミック系だからか、原作も口調がかなり軽いのかな?
翻訳も翻訳らしさが、いい意味でも悪い意味でも感じられなく、非常に読み易いです。
ラノベよりも軽い感じです。

テンポ良くストーリーは進むものの、中身は無いなあ~。本当に正真正銘のカラッポ。
無意味に人死んでるし、悪人生きてるし・・・・。
最初は、面白いのかな?っと期待したんだけど、なんか最後まで内容らしい内容は無かった。

コミックとは異なるメディアらしいのですが、やっぱりヨーロッパなので、申し訳ないがこのレベルかな?普通のカリカチュアとかの方がはるかにそのユーモア溢れる精神を表現できそうですが・・・?

ただ、映像化するとそれなりの冒険活劇にはなりそう。
映画なら、楽しく観れるかもしれません。

読み物としては、お薦めしませんけどね。

アデル ファラオと復活の秘薬 (ハヤカワ文庫NV)(amazonリンク)
ラベル:書評 小説
posted by alice-room at 06:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 海外小説B】 | 更新情報をチェックする
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