
<目次>
あいさつ
はじめに
ファティマの「秘密」
「秘密」の第一部および第二部
「秘密」の第三部
「秘密」の解釈
シスター・ルチアにあてた教皇ヨハネ・パウロ二世の手紙
シスター・マリア・ルチアとの対話
国務省長官アンジェロ・ソダーノ枢機卿の声明
注
オリジナル集
以下、秘密の第一部及び第二部を本の内容から抜粋しますと
~第一は地獄のビジョンでした。そして、核心的な第三部についての抜粋
マリアは私達に広大な火の海をお見せになりました。それはまさに、地の下にあるもののようでした。この火の中に、サタンと人間の形をした魂とが閉じ込められていました。この魂は、透き通るように燃え上がる燃えさしのようで、すべては黒く、あるいは光り輝く青銅色をしていて、大きな炎の中に漂っていました。彼らは自分の中から放つ炎によって、巨大な煙の雲と共に空中に吹き上げられ、ぞっとするような、しかも恐怖に震え上がるような苦痛と失望の悲鳴とうめき声を上げながら、重さもバランスも失って、火花のように大火の中を四方八方に飛び散っていました。サタンは、見たこともない奇怪な動物の形をしていたのですぐにそれと分かりましたが、戦慄を覚えさせるような気味の悪い形相をしており、透明で黒い色をしていました。
~中略~
マリアに目を上げると、優しいけれども悲しそうに、こうおっしゃいました。
「あなたは、あわれな罪びとの魂が落ちていく地獄を見ました。罪びとを救うために、神は私の汚れのない心に対する信心を世に定着させるよう望んでおられます。もし、わたしがあなたたちに言う事を人々が実行するなら、多くの魂は救われ、平和を得るでしょう。戦争がもうすぐ終わろうとしています。しかし、もし人々が神の背くのをやめないなら、ピオ十一世が教皇である間に、もう一つの、もっとひどい戦争がはじまるでしょう。ある夜、まだ見たことのない光がやみを照らすのを見たなら、それは、戦争や飢餓、教会と教皇に対する迫害による世の罪のために今まさに神が、世を滅ぼそうとしておられる大いなるしるしであると悟りなさい。それを防ぐために、私の汚れない心にロシアを奉献することと、償いのために毎月初めの土曜日に聖体拝領をするよう、わたしはお願いに参ります。もし、私の要請を受け入れるなら、ロシアは回心し、平和が訪れるでしょう。さもなければ、ロシアは、戦争と教会への迫害を推し進めながら、自分の誤りを世界中にまき散らすでしょう。善良な人々は殉教し、教皇は非常に苦しみ、多くの国々は滅ぼされるでしょう。けれでも、最後には、私の汚れない心が勝利するでしょう。教皇は、ロシアを私に奉献し、ロシアは回心し、世界に平和の時が与えられるでしょう。」
~すでに述べたあの二つの啓示のあと、わたしたちは、マリアの左側の少し高い所に、火の剣を左手に持った一人の天使を見ました。しかしその炎は、マリアが天使に向かって差し伸べておられた右手から発する輝かしい光に触れると消えるのでした。天使は、右手で地を指しながら大声で叫びました。「悔い改め、悔い改め、悔い改め」。それからわたしたちには、計り知れない光―それは神です―の中に、「何か鏡の前を人が通り過ぎるときにその鏡に映って見えるような感じで」白い衣をまとった一人の司教が見えました。「それは教皇だという感じでした」。そのほかに幾人もの司教と司祭、修道士と修道女が、険しい山を登っていました。その頂上には、樹皮のついたコルクの木のような粗末な丸太の大十字架が立っていました。教皇は、そこに到着なさる前に、半ば廃墟と化した大きな町を、苦痛と悲しみにあえぎながら震える足取りでお通りになり、通りすがりに出会う使者の魂の為に祈っておられました。それから教皇は山の頂上に到着し、大十字架のもとにひざまづいてひれ伏されたとき、一団の兵士達によって殺されました。彼らは教皇に向かって何発もの銃弾を発射し、矢を放ちました。同様に、他の司教、司祭、修道士、修道女、さらにさまざまな地の天使がいて、おのおの手にした水晶の水入れに殉教者たちの血を集め、神に向かって歩んでくる霊魂にそれを注ぐのでした。
トゥイにて 1994年1月3日
法王暗殺未遂事件の際、「…銃弾の軌道を導く母の手があったので、瀕死の教皇は死の際にとどまった」ということがきっかけで、ファティマの秘密の封筒が検邪聖省古文書庫より取り出されて読まれ、現教皇による聖母マリア信仰への傾斜が進んでいくのは、非常に有名であり、この本の中でもきちんとその経緯が触れられている。
マリア信仰がこの現代になって盛んになっているのは、まさにこうした事情があるからなんですね。あちこちの本や新聞の記事で読んで知ってはいましたが、ようやく納得がいきました。まさに、啓示として示されていた訳ですし…。
そうそう、忘れてはならないのがこの本で書かれている神学的解釈。そういう方面に全く不慣れなもので、知らなかったのですが、啓示には『公的な啓示』と『個人的な啓示』があるそうです。また、第一の秘密にでてくるヴィジョンも、これは単なる将来の予測とか、予言ではなく、時間や信仰によって成長していくものであり、固定化したものではないそうです。神が人間と出会うために来るという、いのちを授けるプロセスといったものだそうです。(一生懸命、本を読んで理解しようとしていますが、誤解していたらすみません、正しく訂正していただけると助かります。)

ファティマ第三の秘密(amazonリンク)
関連ブログ
「ファティマの奇蹟(奇跡)」最後の目撃者が死亡
エクソシスト養成講座 記事各種
なんと、専門書が出版されていたとは存じませんでした。迂闊……。早速書店に足を運んでみたいと思います。
私も知らなかったんですが、いろんな本があるみたいですね・・・。コメント有り難うございました。
でもカトリック教会は、ほんとうにすべてはずれたと思っているんでしょうか。
早くこの本手に入れてみたいです。
ではでは。
一応の公式見解としては本の通りなのでしょうが、亡くなられた法王がマリア信仰へ帰依を一層強くした事実は、いろんな意味で興味深いことでもありますね。
私の日記から こちらの 叡智の禁書図書館 にリンクを張らせていただきたいのですが
http://library666.seesaa.net/
でよろしいでしょうか?
4月15日でしたか Googleの文字が
モナ・リザ =ジョコンダ(Mona Lisa =La Gioconda)
になってました
そうそう、googleのロゴって時々変えるみたいですよね。その前にも、なんか変わっていたことありましたし・・・。一瞬、フィッシングか何かのサイトかと焦ってしまいました(アセアセ)。初めて見た時は・・・(笑)。
お名前は、aliceさんじゃなくて、alice-roomさんで、よろしいんですよね
紹介文は、 「alice-roomさんの、ダ・ヴィンチ・コード関連情報の探索中心のホムペ。」
と、しました・・
ただ、コピペしただけですが・・
googleのロゴは 一日だけだったみたいで、新しい展示ケースでの公開が始まった記念でしょう
「今回の改装には、日本テレビも金を出しています、ルーブルから感謝されました・・・」
ってなことを、日本テレビのニュースで見掛けました。
それで、ダ・ヴィンチ・コードの特番やってたんですね・・
ファティマ預言で日本で一番詳しいであろうサイトは
ココです。そこから原文記載されているサイトにいけると
思います。そこで見ていただくとよろしいのでは?
ただし、資料は膨大ですので見るのは大変ですが。
http://www.d-b.ne.jp/mikami/maria.htm
alice-roomさま>
また、その書籍の巻末の「神学的解説」は、
当時、教理省長官だった現・教皇(ヨゼフ・ラッツインガー枢機卿)の手によります。
あと、そうですよね。神学的解釈はラッツィンガー氏(現法王)ですね。あと、メキシコの奇跡認定や教義に関することとかもラッツィンガー氏がずっと関わっていましたねぇ。当時、教理聖省のトップですから、職務上、当然ではありますが本当に重要な仕事を歴任したうえでの名実とものトップ登場ですね。
ローマ教会の舵取りがどうなっていくのか?少しづつ特徴が出てくるのでしょうか…。じっと見ていきたいですね。
http://www.d-b.ne.jp/mikami/fn021505.htm
公表されている以上の何があったかは、歴史の闇の中に消えていく、いつものパターンだと思います。
数百年後まで人類が存続していれば、何か出てくるかもしれませんね。テンプル騎士団の文書のように・・・。神のみぞ知る、なのかもしれませんね。
ホームページのアドレスを入力しておきます。
が・・・未信者の方に私のところを教えるのは、本当は気狂いじみたことです。
それでも、alice-room さんが聖母から恵みを受けますように!
サイトの方、拝見させて頂きますね。どうも有り難うございました。