


電車が人身事故で止まりやがって、帰るに帰れず、ふと西武リブロで古書市をやっていることを思い出して寄ってみました。
最近、あまり掘り出し物なくて、顔出して無かったんだけど・・・。
最近、本当に古書安いですね。ビックリしますよ!
まあ、株価があれだけ下がって損を何百万円も出してりゃ、本買うのに割けるお金も減るでしょう。私の隣にいたおじさんのように億単位で損している人もいるだろうしね。
それは置いといて、初日だけに混んでいたけど、それなりに購入したいと思うものがあって嬉しかった♪
ダイヤが乱れ、思いっきり混んでる電車に、重い本を何冊も抱えて帰る羽目になったとしてもね。
さて、購入順に列挙。
1)天才学 クレチェマー 岩波書店 200円
2)西洋哲学史 東京大学出版会 500円
3)希望の扉を開く ヨハネ・パウロ2世 2000円
4)黒魔術の手帳 澁澤龍彦 2500円

ブログを書いていた気付いたが、黒魔術の手帳は確か初版を既に持っていたみたい? 今回のも初版だし、状態もほぼ完璧だったけど・・・???
装丁が全体からして真っ黒で紙質もちょっと違っていて、雰囲気が良くて買っちゃうんだよねぇ~。一時、澁澤モノがプレミアついて高騰していたのが嘘のように忘れ去られ、高値で在庫抱えた業者さんが、かなりあちこちで売っているの知ってるしね。
まあ、いい物はイイから、問題無し。あとは部屋の床が地震で抜けないことを心配するのみ!

さて、今回最初に目についたのが、クレチェマーの本。
先週読了してまだブログに書いてないけど橘玲氏の「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」を読んで、改めて遺伝のことに関心を覚えていた矢先だっただけにタイミング良過ぎ(笑顔)。
しかも、ハードカバーで全く読んだらしい形跡の無い本がたった200円。
こりゃ買っておかないと、ねっ!
クレチェマーは高校生か中学生の頃に読んで、例えイレギュラーでも自分は生きていてもいいのだな、と思ったものですが・・・。夭折すると信じていた自分が、まさかこの歳まで生きているとは・・・人はなかなか死なないものです。と同時に、自分が特別だと思い続けるのはなかなか難しいものだと。
まだ、思っていますけどね。
このまま朽ち果てるつもりはないですし・・・現状は直視しつつも、まあ、未だに人生模索中ですわ(苦笑)。
何も買うつもりは無かったのに、これで勢いがついたらしく、次に購入したのが西洋哲学史。
本当は中世哲学だけで良かったのですが、中見たら、基本部分の中世哲学も触れてあるし、全体的な哲学史の流れの中での中世哲学の位置付け等、基本も知りたかったので。
独学してると、どうしても偏り易く、特にこの手の全体像からの個々の位置付けって知らないままになってしまうんだよねぇ~。
学校で習う教育の利点は、その辺は意識しなくてある程度、やっていれば自然に頭に入るようカリキュラムが作られているのですが・・・そこは独学では意識して埋めていかないと、と思っていたりする。
そんな大層な話ではないけど、全体と個々の部分、バランスは大切ですよね。
重くて読みにくいけど、かえってこの手の本の方が内容がしっかりしていて効果的に学べるしね。今時、500円では文庫も買えないもんね。内容のほとんどないビジネス書が1500円だと思えば、安いもんです。
そして、その次が冒頭に3枚載せてるヨハネ・パウロ2世のインタビュー本。
限定本で翻訳者のサイン入りです。状態も完璧でしたのでちょいそそられて購入してみました。
ラストが黒魔術の手帳だけど・・・。
さっき書いたしね。
さて、のんびりと溜まった本でも読もうか、今日は・・・。