2012年03月10日

「東京の中古ワンルームを3戸持ちなさい」重吉勉 かんき出版

不動産関連の本は、数冊程度しか読んだことないのでまだまだ興味深いものの、正直、業者さんの宣伝本だなあ~と思う。

普通に不動産として購入して、利益を上げるって今のご時世、相当難しいはずですよ。
基本的な需要と供給、所得水準の長期低下傾向等々。更に、昨今の日本では、大地震のリスクを考慮したら、投資として引き合わない気がしてなりません!

個人で棟建の建物を何件も所有し、本業はお菓子屋さんで支店も幾つか持っている人が言ってましたが、結局、メンテナンスを極力自分ですることで費用をおさえ、家賃を相場よりも少し低くすることで空室率を減らしてトントン。

本業からの日銭でローンを払うので、建物が資産として丸々残るぐらいだよ。って、聞きましたけどね。

私の席の近くにいた大家さんも、埋まっているのは7割で、それも都内の駅から3分だったかな?
なかなか儲かるというほどまでは言えないそうだす。

中古のワンルームマンションなんて、どう考えてもゴミへの投資にしか思えないんだけど・・・???
本書は、なかなか魅力的な話を紹介していますが、費用関係への言及が明らかに欠如しているように思えてなりません。

みんなと同じに投資をして、特別なスキルや特別な恵まれた好条件無しに、平均以上のリターンを期待するのって宝くじ買って当たると思っている人なんじゃないかなあ~。期待値的には、如何なものでしょう?

納得はいきませんが、それでも本書のような見方もあるのかなあ~と参考にはなりました。
複数の本を読むことで、一般的な常識程度は身につきそう。

後は、実際に買って痛い目に合いながら、勉強するしか知識やノウハウは身に付かないでしょうね。

株でも、仕事でもそうやってきたのでとりあえず、頭金あるし、買ってみましょうか?(笑)
【目次】
第1章 私が不動産投資を勧めるのは、あなたの老後を豊かにするため
1 都内中古ワンルームマンション投資を勧める6つの理由
2 貯蓄VS.ワンルームマンション投資、どちらが早く実現!
3 「物価上昇」と「増税」は避けられない
4 ゆとりのある老後生活を送るために必要な金額とは?
5 老後の収入源は「不労収入」がベスト
6 不動産投資の目的は「不労収入」と「家族の生活を守ること」
7 団体信用生命保険を適用された大屋さんのケース

第2章 10年で3戸の中古ワンルームを持つ方法
1 不動産投資は長期間収益性のある「本当の資産」
2 不動産投資の最大のリスクは「債務」
3 毎月5万円の家賃収入持つ力をご存知ですか?
4 「利回り」と金利が逆転!」それでも購入したほうがいい理由
5 「資産が資産を生む」ベースをつくる
6 「借入割合40%以下」を目標に繰上返済する
7 「資産が資産を生む」を実現するシミュレーション
8 10年先のリターンを読んで投資する
9 不動産投資は休むことも必要
10 都内中古ワンルームマンションは「いまが買い時」!?
11 投資物件は最後まで持つべきか 「出口戦略」

第3章 中古ワンルームでも「築浅物件」を狙え!
1 管理会社だからこそ分かる「物件の選び方」
2 「築浅物件」なら立地がよく資産価値が高い
3 「築浅物件」なら入居者がすぐに見つかる
4 「築浅物件」なら長期的な収入を見込める
5 「バブル物件」は投資には向かないのか?
6 私たちが考えている以上に人生は長い!

第4章 東京の中古ワンルーム投資を勧める理由はこれだけあります
1 3戸のワンルームを持つための失敗しない投資物件の選び方
2 1棟アパート経営をお勧めできないこれだけの理由(1)
3 1棟アパート経営をお勧めできないこれだけの理由(2)
4 不動産投資に最適な東京の魅力とは何か(1)
5 不動産投資に最適な東京の魅力とは何か(2)
6 地方の不良資産を東京の優良資産に買い換える

第5章 不動産投資のリスクはこうして回避する
1 不動産にも“リスク"はある
2 不動産投資の目的は」節税ではない
3 不動産投資は「相続時精算課税制度」をフル活用できる投資法
4 「空室」リスクを回避する3つの要素
5 空室リスクを回避してくれる「立地条件」
6 空室リスクを回避する「商品力」と「営業力」
7 あなたの賃貸管理会社は身銭を切っているか
8 200万人を超える在日外国人マーケットを狙え!
9 自身へのリスクは物件の選び方で対応
10 購入物件の価格下落は本当のリスクじゃない
11 マンション投資の盲点は「管理」
12 こんな建物管理会社には要注意!
13 建物管理会社の言いなりになってはダメ!
14 こんな賃貸管理会社は信用するな!
東京の中古ワンルームを3戸持ちなさい(amazonリンク)
posted by alice-room at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 未分類B】 | 更新情報をチェックする
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