
【ネタばれ有り、未読者注意!】(これはこれで偽善的であるけど・・・)
猿の手のBL好きの女子高生の方のお話です。
化物語シリーズ中、私的には一番好みでないキャラなのですが・・・・(健康的でスポーツをたしなむ系は敵!)、それは別にしても話の内容もちょっと面白くなかったです。
しっかりと物語はしてるし、バサ姉の近況(どんだけ・・・パネェ環境とかは置いといて・・・ネタバレですが、軍用車乗り回すとかって・・・!めだかちゃんみたいに、正義を執行中らしいっす!)とか、ありゃりゃぎさんの伝説とか、小ネタはそそるものの、前回のバサ姉の暗さほどではないものの、暗いお話です。
まあ、ハッピーエンドではあるんですけどね。
芥川龍之介の「運」とかに比べれば、はるかに納得のいく説明で、素直に受け取った幸運を享受しときゃ言いだけではあるんですけど・・・・。
そうそう、みんな卒業して人生が分かれていくんですね。
知らない間に、かなり時間が飛んでます。
この手の話は、未来永劫、さざえさんみたいに時間の輪に囚われて、永遠に高校生で話を続けていくと思っていたのに・・・・成長するとはちょい残念。
人が成長するなんて・・・否定はしないが、元々持っていてモノが質的に変質するとは思わないので、イマイチ成長神話かと思うものの・・・西尾氏の作品では成長しない方がメインのような気もしてたけど・・・。
怪異は時間的な固定で、いーくんも固定されていたような?
病院坂黒猫のようなのも固定だと思ったんだけど・・・・。
まあ~、い~ちゃんは幸せになったんだから、成長したのか。
変わらなければ、あのままだったんだし・・・。
それより、まーちゃん(別な著者さんだけど)やみーくんこそ、時間が止まっているのかね?
最後まで読んでいないので、なんとも言えないのだけれど・・・・。
さて、本作の感想に戻ると。
あのキャラの違う側面が見れる訳ですが、私的には、本作は本当に関心の埒外かと。
続きで読んでおきたいとは思いましたが、なんかイマイチ楽しめませんでした。
この後の作品もまだあったと思うので、そちらを楽しみにしています。
スルガ単独ではなく、やっぱり戦場ヶ原様との絡みで真価が発揮されるキャラだと思いました。
本作の場合、主役よりもあららぎさんの登場の方がよっぽど期待感溢れていたりする(ワクワク)。
車よりは、デコ・チャリにでもして別方向への進化を期待したかった!(嘘)
とりあえず、本書は読んだって感じです。
花物語 (講談社BOX)(amazonリンク)
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