
深夜の再放送なんだけど、これイイ。ルーベンスのあの躍動感は、言わずもがななんですが、優美さとかとはちょっと違うタイプ。でも「十字架降下」や「聖フランチェスコ」の絵なんていう主題には、もうピッタリ。ああいうのが身近なところにあり、それが教会であったのなら、なんかフラフラとキリスト教徒になってしまいそうで怖い…。

ただ、これを見ながら私の脳裏をよぎるのは「フランダースの犬」。確か、最後に濡れ衣をかけられたまま、雪の降る中で凍えるネロとパトラッシュが最後の最後で息を引き取る教会での場面。ネロがずっと見たかったルーベンスの絵(十字架降下?)を一目見て、幸せそうに死んでいくの・・・(号泣)。
いくら天に召されてもこれほど、残酷なアニメもないと思いましたね、子供の頃。まさにあれ見た時に、この世の無常を知った気がするもの。その後、芥川龍之介を経て澁澤龍彦に至る道筋がここでついたと言っても過言でなかったりする。性悪説をとり、ロンブローズを今も支持するのは、まさにこの所以か?「天才人」クレチェマーなどもここいらで混ざってくるのだが…。で、学生時代は法律に行く訳なのだが…。
まあ、今は罪の無い(?)古代ローマ帝国崇拝者でしかないから、善良なる市民ですね。うんうん。(帝国主義者ではない)頭の中は、花見のスケジュールでいっぱいだし。

思いっきり、タイトルとずれてるが。どれどれ、ルーベンスの画集もどっかで買った中にあったような気がする。探してみようか。手前には買ったばかりで読んでない「ソロモンの秘宝」、「マグダラとヨハネのミステリー」、「絵金」の画集が転がり、借りてきた「よみがえる最後の晩餐」「ロマネスクの教会堂」とかが山積みになってる。それなのに・・・明日は温泉なんかに行っていていいのか?本持っていって読んでくるか・・・。
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posted by alice-room at 03:56| 埼玉 ☀|
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【芸術】
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