本書は『検索』における基本中の基本について、きちんと書かれています。yahooの検索を特別な(!)意図無しに使っている初心者の方ならば、格段に検索精度とスピードが向上するかもしれません。それは確かです。
でも、ある程度ネットを使っている方ならば、ここに書かれていることは史っていて当然であり、全てではないにしろ、98~99%はマスターしていると思います。でなければ、仕事になりませんし、ネットを使う意味がありません!
私も100%とは言えませんが、ここに載っていて知らなかったのって2個ぐらいかな? しかも別なやり方で使っていたし、正直期待外れ。まあ、買わなくて正解でした。
ただ、これって著者には酷な話でもあるんです。ネットの技術って日進月歩どころかドッグイヤーも真っ青なスピードで進むので、本にするまでのタイム・ラグや読者の素養も本当の初心者から、玄人まで千差万別。まして、ある程度知っている人なら本など買わずにネットから直接情報を求めるから、必然的にこの本のターゲットはわざわざ本で学ぼうという初心者に限定されてしまうわけですしね。
今更googleデスクトップやツールバーの説明されなくたって、既にこのPCに入っているし、SEOだってやってますもん! ちなみにこのブログも「ダ・ヴィンチ・コード」や「マグダラのマリア」、「ロスリン礼拝堂」等のベタなキーワードで検索すると、googleやyahooを問わずトップ頁に出るし、さすがにamazonや角川さん、SONYには負けますが4位や5位には普通に入ってますって。元々私の仕事って、マーケティングが専門なんだから(笑)。
それはさておき。使える『検索』手法はもっと&もっといろいろあります。本書のレベルでは、仕事をしていくうえでは足りません。マジに。自分なりのやり方はあるものの、他の人のやり方で参考になる情報が欲しいよなあ~。
まあ、一番いいのはこの手の本ではなく、ネットのIT系ニュースが一番いいけどね。検索エンジンの情報もはるかにインサイダーぽくって、実際に使えます。私ももう少し勉強しないとなあ~。とりあえず、ある程度知っている人には本書はお薦めしません。もう、ネタ的にも古いしね。この手の本は出て3ヶ月を過ぎたら鮮度が落ちてしまうものだから。
【目次】何でも見つかる 検索の極意(amazonリンク)
1 検索の極意
2 Googleを使いこなそう
3 パワーアップしたYahoo!検索に迫る!
4 検索テク向上のツボ
5 検索を極める
6 デスクトップ検索を使いこなそう
あまり本文と関係ないのですが、お尋ねしたくて書き込みました。
聖ウーゴって、どんな人ですか?
「美の巨人たち」という番組で、スルバラン「聖ウーゴと食卓の奇蹟」という絵が取り上げられていたのですが、最初の方を見逃してしまって。HP見てもあまりよくわからないので、ご存知ならぜひ教えてください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/frame/frame3.htm
お役に立てなくてごめんなさい。聖人暦に出ていれば、検索にひっかかるのではと思ったのですが・・・。もしかしたら、出ていないのかもしれません。
スペインの画家なので、スペインの聖人らしいのですが。なにか奇蹟話があるようなので、興味をもちました。
わざわざお調べいただいて、ありがとうございました。