埼玉散策シリーズ~嵐山・小川の里山風景2(20100616)の続き。

先ほどの峠を一気に下ると、今度は渓谷に出る。
光の加減にもよるのだが、ずいぶんと初夏の新緑っぽい色だ。
川は、ずっと降っていた雨で濁っている。

渓谷には、苔むした石の橋がかかり、橋の上か撮ってみるとこんな感じ。

川原には竹が生えているのだけれど、もう六月なのにまだ竹の子が出てきている。


川に沿ったジャリ道の脇には紫陽花も咲いている。

竹薮の中に川岸へと降りる道をみつけ、川岸に下りてみた。
水量自体はあまり無い。

どこを見ても緑の道を進んでいく。

時折、左側の草木の切れ間から、川の流れが視界に入ってくる。

道は、笹に頭上まで覆われ、ひたすら行き着くところまで行くしかない。
後は、途中で雨に降られないことを願うのみ。

大きな一枚岩の間を、無理矢理に川の流れが削り、流れている。
その隙間の手前の黒々とした丸い穴。
岩のカケラがこの大きな岩にひっかかり、水流で回転しながら、岩を削ってうがち、開けた穴。
自然の力の巨大さを実感させてくれる。
この辺は、私のお気に入りのお散歩コースだったりする。

下は麦畑。里山の風景。

こちらは田植えが済んだばかりの田んぼ。

槻川は、延々とこの辺では山の斜面に沿って大きく蛇行し、小川町へと流れていく。
この季節だけに川原も緑でいっぱいだ。

川に沿った道をどんどん、どんどん下っていくと小川町に入ったようだ。
札所の旗があったので、足を伸ばしてみる。
(前も来たことあるんだけどね)


重要文化財は、人気がなくてわざわざ声かけるのも面倒でみていません。
そういやあ~この小川には国宝もあったりするんだよね。そういえば。この寺ではないけど。


山頂にある観音堂から観た眺め。

参道から見上げると。

鐘楼には、色鮮やかな龍の彫刻がされていました。

小川町から嵐山町へ戻る為、来たのとは別な国道254を使います。
道路沿いにもしっかり、土蔵がありました。

この辺は農業用の溜池が多く、254沿いにも幾つも沼が見られます。

なかば水没している看板が本当に「危険」な感じを演出してます。
(怖い・・・・)
となんとか自宅に帰還したのでした。
雨は嫌いだけど、緑色が一番映えるのでそれは悩ましい限りです。
そうそう最近のデジカメ、バッテリー持つんだなあ~と感心しました。
予備用のサードパーティのも買ったんだけど、試す機会さえないし・・・。