
個々の妖怪に関する説明は巻末にまとめてしてあり、その妖怪に関する定番エピソードや異説、名称の由来等の解説も楽しいです。まあ、あちこちの本で聞いたことあるものばかりですが、比較的よくまとまっていて知識の整理にもいいかも?なんたって、この本は絵が命、全て、の本ですから。とっても綺麗でこういうの好き!
収録内容は江戸期製作の「化物づくし」「百怪図巻」「化物絵巻」「百鬼夜行絵巻」。183ページもあってオールカラーだから、これは結構当りだったかも?高いけど…(涙)。













ここでも一部だけ、絵で紹介。第一段目がろくろ首、犬神、塗仏。第二段目が河童、火車、手目坊主。第三段目が濡れ女、ぬらりひょん、猫また。第四段目がかまいたち、雪女、野狐。第五段目が幽霊。
この中でお初なのが手目坊主、知らなかったので解説を読むと。博打で自分に都合の良い目や札を出すイカサマが手目。で、その手目(=いかさま)を見せているのでイカサマばれた=化けの皮がはがれた、妖怪になるそうです。なかなか粋ですね。しかも勝負に負ける=坊主、にかけているというんだから、西洋絵画の図像にも負けませんよ。まあ、世界中に共通かな、こういうのは。楽しいですね(笑顔)。
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楽しい画像をたくさんUPしていただき、ありがとうございます。
僕は、石燕の「画図百鬼夜行」は持っているのですが、京極 夏彦と言うことで、この本はパスしました。でも、値段の割りになかなか良さそうな本ですね。
それにしても、凄い勢いで、記事を書かれていますね。ローマ法王関係は、興味深くよませていただきました。宗教の影響力の大きさは、日本人の想像を超えていると思いました。
実は私も京極さんの名前がちょっとネックだったんですが・・・。この本自体は、絵が主体で大丈夫でした。京極さんの本は読んで面白いんですが、何故か妖怪や謎を現代的な枠組みで合理的に説明をつける姿勢が嫌いだったりします。その割りに全部読んでますが…(オイオイ)。
ローマ法王の件は、いろいろな立場や意見をお持ちの方がいると思ったので、ちょっと中立的な立場で引用メインにしてしまいました。でも、さきほど見たNHKスペシャルは勉強になりました。宗教でもこういったことができると、人の思いを再認識させられました。
『妖怪絵巻』ステキですねぇ~♪
ぬらりひょんの表情がなんとも言えず…(笑)
水木しげるの『日本妖怪大全』とかは持ってるんですが
こ~ゆ~トラディショナルなのもイイですね~
妖怪について書きましたので、TBさせていただきます。イノセンスの記事も読ませていただきました。僕も攻殻機動隊の記事を書き始めていたので、びっくりしました。イノセンスは引用に満ち溢れていて面白いですよね。イノセンス繋がりという事で、以前書いた鏡花の記事にもTBさせていただきます。よろしくお願いします。
体調をくずされていたそうですが、季節がらご自愛ください。
攻殻機動隊の記事をお書きになられてるんですか、すっごい奇遇ですね。あとで拝見させて頂きますね!
漱石についての記事を書いたのですが、「憑きもの」、「道成寺」と言うことで、妖怪繋がりでTBさせていただきました。度々同じ記事ばかりにTBして申し訳ありません。それにしても、凄い勢いで記事を書かれていますね。僕なんか、攻殻機動隊の記事は、下手をするとこのままお蔵入りになりそうです。alice-roomさんが、最近ご紹介された本、僕も結構持っています。ただこちらは積ん読ですが(苦笑)。
妖怪つながりでTBさせていただきます。
今回は、江戸の絵巻なのですが、登場する妖怪は中国出身です。
たびたび、お騒がせして申し訳ないのですが、よろしくお願いいたします。
とっても楽しみです(笑顔)。