
ストーリーは、もう知らない人がいないっていうぐらいのJACK THE RIPPER(切り裂きジャック)。これ知らなきゃモグリっしょ、ロンドン行っちゃ駄目!そうです、娼婦を次々と猟奇殺人の餌食としながら、結局捕まらないまま消えてしまった殺人犯ですね。未だにロンドンにあるもんね、この切り裂きジャックをテーマにしたお化け屋敷。えっと、○○ダンジョン。ちゃんとした名前忘れたけど、いささか子供騙しのノリでしたが、しっかり行ってしまった私も私だね。まあ、誘われたから、行ったんだけど…。Phantomの間に。
まあ、とにかくそれっくらい有名な事件。イギリス人怪談とかホラー大好きだかんね、あちこちで虐殺してるから、幽霊の出るところなんてあちこちにあったし…。まあ、そんなロンドンが舞台。アヘンでラリっちゃう警部がディップの役どころ。なんか、ラリっちゃうと幻覚が見えてそこに、事件の手がかりが映し出されるという便利な体質の持ち主。それを武器に、切れ者の頭脳を生かしてジャック逮捕に向けて頑張っちゃいます。で、その犯人というのが…いかにもロンドンって感じかな?ありそうでありそうな話。名誉と肩書きが大切なお国柄だしね。どこの世界でも、上司には逆らえないもんだし。
それなりに魔都ロンドンっていう雰囲気を出していて、面白いかも。映画ってそういうのが大切だよね。ストーリーはまあまあだけど、観客の関心はやはり物語を楽しみたいわけで作品の持つ世界観がしっかり出来ていれば、それだけでたいてい満足できるしね。そういった点では、きちんと描かれていましたね世界観。最後の方で入ってくる中途半端なものは、処理に困るけど、ご愛嬌ってとこかな?ラストがちょっと哀愁漂い過ぎてるのがねぇ~、イマイチな後味。すっきりさせてくれてもいいのに、って思ってしまうな、コレ。
部分的にはスプラッターになりそうだけど、見事に抑えて普通の殺人事件の範囲内になってる。思ったより血も出ないし、犯人の正体が分からないという正統派の恐怖感がいいかも?名探偵コナン君でも解けそうだけどね(笑)。
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