しょっぱなからいきなりでいささか困惑しましたが、旅にトラブルはつきもの。
めげずに頑張ります!!
最悪、タクシー移動も視野に入れて、代替手段としてはメトロで近くまで行き、後は徒歩等、複数ルートを考慮しつ、バスを待ちます。
なかなか来ないし、どの番号のバスが動いているか、観光客には全く分かりません。
目的地へ向かうバスは、複数の番号があるのであちこちキョロキョロ。なんとか目的地へ行けそうなバスを見つけ、乗り込むと、これまた大勢がギュウギュウ詰めで乗り込み、ただでさえうっとおしい中、大声でクレームなのか、単なる危ない人なのか分からないおばさんが奇声を発し、周りもシカト中。
本当にバスはうざかった。
どこが目的地なのか分かりにくいんだよね。バスって。どこの国に行っても。
この雑踏でスリに合ったら、泣けちゃうしね。

なんとか目的地のヴァネツィア広場で降りて、ようやく辿り着いたヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。
ただ、ここも目印であって本当の目的地はこの隣だったりする。そもそも、この建物、立派ではあるもののセンスがねぇ~。正直、私はあまり好きではなかったりするしね。


で、ここいら一体はフォロ・ロマーノもすぐ近くで古代ローマの中心地、カピトリーノの丘にあたり、これらのような古代ローマ遺跡が残っていたりする。
まあ、以前行ったチュニジアとかの方が砂漠に埋まっていた分、荒らされず、当時そのままで残っているので古代ローマ遺跡だけなら、ローマではなく、属領地の方がいいんでしょうけどね。


この壁画はかなり色鮮やかだけれど、いつの時代になるのやら?



わっかるかなぁ~?この坂というか、階段の大変さが・・・・。
サンタ・マリア・イン・アラチャリ教会へ続く階段なのですが、これがかなり急でしかも長い。

強烈な日差しの中、下から上がっていくと視点的には、こんな感じになる。
正直、朝っぱらからキツイっす。

苦労して登っただけあって、景色は絶景です。
手前の階段の急な角度が分かりますね。
下に見える道路から上がってきたんだから。

こう見ると、ローマもドゥーモが多いよね。
写真の範囲の中だけで3つもあるし、手間の丸い球となんかいい感じなんで写してみました。

でもって教会の中に入ると、いきなりこの煌びやかな格天井のお出迎えとなる。
この格天井は、レパントの海戦の勝利記念だそうだ。
アツグストゥス帝がここで幼子を抱く聖母を見、さらにキリスト到来の予告とここにやがて「神の子の祭壇(アラ・チェリ)」が建つだろうという巫女のお告げを聞いたとされる古い教会だけど、いろんな時代のものが混在している。それがいにしえから現代に至る姿なのでしょうね。

この辺のフレスコ画もなかなかに見応えがあったりする。


足元にはどなたかの墓が・・・。

ここも写真以上に綺麗なんだけど・・・伝わりにくいなあ~。


無数のエンジェルで埋め尽くされた装飾。





この壁画が埋め込まれたような聖母子も味わい深いです。


ステンドガラスの天使達。


蜂の図像って、キリスト教的な象徴がありましたね。そういえば。
従順、勤勉、協調とかそんな感じだっけ?
以前読んだ、キリスト教図像解説の本に載ってたけど、忘れちまいました(テヘッ)。

一段高い位置に設けられた説教壇です。
彫刻が相当凝っていたりして、見ていて楽しい♪



奇蹟を起こすと大変有名な「聖幼な子」の像。
その理由はと言いますと・・・あのゲッセマネのオリーブの枝から、この像は作られているとか。
いわゆる『聖遺物』っていうことになります。

今も世界中から奇蹟を求める手紙が届くそうです。
こちらのおかげでしょうか? 奇蹟ではないまでもシエナで大変素晴らしい幸運に出会えたのは・・・。



柱にまで聖母の絵が描かれています。

この辺になると、もうバロックではないかと?

グロッタ(洞窟)でしたっけ?
いかにもバロックっぽいグロッタを連想しましたが、この表現には。




教会から出ても気が抜けません。
外側にもこんなモザイク画が。


壁にも剥がれかけながらも、フレスコ画がいっぱいです。

