【スポーツ報知より、以下転載】しかし、次から次へとよく出てくるものです(笑)。おまかでかなりいい加減というか・・・おおざっぱな話。これをニュースで流すところも、まあ、あまり普通のメディアとも言えないしなあ。
レオナルド・ダ・ビンチはアラブ人だった!? イタリアの人類学者が1日までに、世界的画家レオナルド・ダ・ビンチの左手人さし指の指紋を発見したと発表。調査した研究者は指紋分析で「ダビンチの母は中東系だった可能性がある」と発言。イタリア人と思われていたダ・ビンチが、アラブ人だったかもしれないという、映画「ダ・ヴィンチ・コード」もびっくりの仰天仮説が飛び出した。
「ダ・ヴィンチ・コード」(ダン・ブラウン作)では、自身の作品に隠された謎がネタにされたダ・ビンチだったが、今度はまさか自身の国籍の“謎”が研究のネタにされてしまうとは…。
指紋を発見、分析したのはダ・ビンチの故郷イタリアの研究者。イタリア中部キエーティ大の研究者らが、ダ・ビンチの残した手紙や絵画など52枚から約200の指紋を採取。3年間の調査を経て、ダ・ビンチの指紋を検出した。
指紋には、唾液(だえき)や血液の痕跡が含まれ、直前の食事内容までわかるという。ダ・ビンチの祖先をたどる手掛かりにもなるとみられ、調査した研究者は「指紋は、アラブ人の60%に見られる形で、ダ・ビンチの母が中東系だった可能性があることを示している」と話している。
各種痕跡鑑定が専門の斎藤指紋鑑定事務所(本社・栃木)によると「ダ・ビンチの指紋が見つかったという話はよく聞きますが、国籍などの結論が出た例はありません。警察の鑑定でも、大きいのは外国人で、そうでないのは日本人などと、見込み捜査の順序を早くするため、アバウトに分析することはありますが、その根拠はありません」と言い、「ダ・ビンチがアラブ人だったかどうかは、占いと同じで当たるも八卦(はっけ)、当たらぬも八卦でしょう」と結論づけた。
しかし「ダ・ビンチがアラブ人だった」ことを証明できないのと同時に「アラブ人ではなかった」ことも証明できないわけで、「ダ・ビンチ=アラブ人」説は、今後ふくらみ続けることになるかも。もしかしたら「ダ・ヴィンチ・コード」をしのぐ小説や映画になるかもしれない。
そこから、何か話しが進展していくといいのですけどね。
ラベル:ニュース ダ・ヴィンチ・コード