2012年09月01日

「海外ブラックロード 危険度倍増版」嵐よういち 彩図社

世界の常識である『身の安全を守る』、この意識の徹底的な欠如の見られる日本人向けには、確かに面白い読み物かもしれません。

(意識、無意識に関わらず)誇張や嘘もあるでしょうが、まあ、海外だったら普通にありそうな話ですしね。
実際、これに近いようなことを海外で一人旅してたら経験します。

中南米とかだとマジ、男一人でも昼間歩いていても、気を抜いたらヤバイですし!!
気を抜かなくても死ぬ時は死ぬしね。

日本国内に戻ったら、いささか普通の生活に戻れないような錯覚に陥りがち。
ブラジル旅行して戻ってから1ヶ月で会社を辞めてしまった私が言うんだから、間違い無し(苦笑)。

ドラッグや差別、売春、ゲイ、犯罪、ギャンブル等々、まあ、話題は海外旅行の定番中の定番です。

はまる奴、痛い目みる奴、不運な奴など、いっぱいいますが、自己責任ですね。ハイ!
運が悪ければ、死んじゃう・・・そのレベルですよ、海外への旅なんて。

それと・・・
著者は自らの嗜好として、こういう旅を経験しているだけであって、旅にはいろんなスタイルがあり、どれがいいとは言えないのは周知の通り。ガイド付きのツアーなんて、正直、私にも?と思うものはありますが、人様の趣味にいちゃもんつける気はありません。

金をふんだんにかけて、最高級のホテルに泊まり、金持ち向けのリゾート地でのんびり過ごすのも旅だし、宿も決めずに深夜に空港や駅に着き、キャリーをゴロゴロさせてその日の宿を探している10代の日本人女性のそれも同じ旅でしょう(実際に、その姿を見た時には狂気の沙汰かと思いましたが・・・・)。

でもね、旅の内容は全然違うはず。
本書は、そういう違いの下で経験された旅の旅行記ですね。

一般化する気にはなれませんが、こういうの嫌いじゃないです。
あくまでもチラ裏として、読み流す程度には。
俗っぽい好奇心を刺激するって面もありますしね。会社でしょーもない事務作業に追われる身の上としてはね。

前、同じ著者の本、読んだ時にも書いたかもしれませんが、著者は危険を基本的には避けるスタイルを取っていると言われているのですが、その割に不用意に、自らリスキーなことしているように思えてなりません。

イスラエルの入国時の対応とか、あの世界有数のセキュリティーチェックの厳しい国でそんなことするなんて、申し訳ないけど、自殺志願者?単なる「迷惑な人」?以外の何者でもないような・・・・。

個人対個人の関係と同レベルで国家を見ている辺り、別な意味での常識のズレを感じぜずにはいられません。

つ~か、まあ、正直どうでもいいや。
イスラエル行ったことないんだよね。知り合いから話は聞くものの、是非行ってみたいんだけど・・・。

一人旅で知らない国を放浪してみたいなあ~。
最近、初めての国行ってないし・・・。

とりあえず、次はイスタンブールで千年の都、バクダッドへはまだまだ行けそうにない・・・(涙)。
シリアも駄目だし、イランもね。

さて、本書のこと。
日常的な日本の感覚から、一瞬トリップできるかも?
確かに、あるあるで想定内の内容ですから、共感はないものの、日常を離れる感覚が感じられます。

読んだ後、とにかく休みとってどっか海外に行きたいと強く思った。
【目次】
どこが一番危険なのか
ネオナチの襲撃
車に乗せられて
深夜のボンベイ(ムンバイ)
無法地帯ナイロビ
モンバサで“クソ”もらす
犬の恐怖
不吉な予感
アンティグアの山
観光地アンティグアの話
・・・・
海外ブラックロード -危険度倍増版-(amazonリンク)

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ラベル:書評 海外旅行
posted by alice-room at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスB】 | 更新情報をチェックする
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