2012年09月17日

「東京古本とコーヒー巡り」交通新聞社

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うん、内容は無いです。
レイアウトや中身の構成、写真などは結構凝っていて、まさにどっかでお茶しながら、眺めるタイプの本。

実際、ファミレスで疲れた足を休めつつ、時間つぶしに眺めてたし・・・。

何度も行って、良く知っている本屋さんがたくさん出ているけど・・・・まあ、なんだ、古書店の雰囲気は好きだけど、結局、珍しくて自分の関心を惹く本が安く入手できるか否かなんだよねぇ~。

最近は、ネットのおかげか古物なのに、一物一価(ニアリーイコール 最低価格で並ぶ)が現実になってしまい、安きに流れてしまっているからなあ~。

洋書だって、直接海外のamazon他、大手の古書店から直接購入しちゃうのが当たり前になりましたからねぇ~。1週間で届くから、下手したら国内で店舗の在庫切れの本、頼むより早かったりする。

特徴のある古書店には、是非、たくさん存在して欲しいんだけど、実際、欲しい本が古書店で見つかることって稀なんだよねぇ~。本当に最近は、それが顕著で古書店巡りを控えていたりする。古書市行っても掘り出し物、無いからなあ~。

まあ、非売品やら存在自体を知らない本など、情報としてWEB上に存在しないものとかもたくさんあるからねぇ~。回数減っても、実際にそういう場所に行かなくなることはないんだけど。

とまあ、ぐだぐだになってしまいますが、本書では古書店巡りの方法を、まさに「散歩の達人」のシリーズらしく、初心者でも敷居が低くなるように紹介しています。

今までその手の世界を知らなかった人には、良い入門書かもしれません。ただ、あくまでも初心者向きですね。

ちょっと知っている人には、甘ちゃん過ぎて、欲しい本を獲得出来るとは思えません!ってな具合のレベルですが、みんながみんな書痴になっても困りますからね。この程度のレベルで宜しいかもしれません。

本を売るターゲットは広く浅くパイの大きい初心者向きが一番でしょうし。(元々のパイが小さそうだしね)

でも、写真とか含めてこの本をモノとした時に見た目綺麗にまとめっていて、良い印象の本ですね。読み飛ばし系。中身ではなく、ファッションで読書しちゃうような人には、これも読んでるうちに含めるんでしょうし、あってもいいんじゃないでしょうか。

内容は物足りないんだけどね。本当に軽くてさ。
【目次】
古本散歩の「甘い時間」
神保町の扉
古書店案内
本の街 神保町の歩き方
(書肆アクセス 畠中理恵子)
本の街の喫茶案内
東京読者装置
山手下町の扉
古書店案内
首都圏古本クタクタ日記(今柊二)
即席 東京文学散歩
「珈琲店の書棚」(大坊珈琲店 大坊勝次)
読書喫茶9選
山手下町の扉
古書店案内
首都圏古本クタクタ日記(今柊二)
即席 東京文学散歩
「珈琲店の書棚」(大坊珈琲店 大坊勝次)
読書喫茶9選
中央線沿線喫茶店紀行
夜と古本のある時間/
寄り道読書の常夜灯
オンライン古書店という選択
光る網の彼方に浮かぶ~机上散歩者のための電脳古書店案内
この一冊から始まる 古本散歩の愉しみ
神保町古本採集
東京古本とコーヒー巡り (散歩の達人ブックス 大人の自由時間)(amazonリンク)

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「ぶらぶらヂンヂン古書の旅」北尾トロ 風塵社
「古書店めぐりは夫婦で」ローレンス ゴールドストーン, ナンシー ゴールドストーン 早川書房
「古本屋さんの謎」岡崎 武志 同朋舎
「古書法楽」出久根 達郎 中公文庫
「ブックハンターの冒険」牧真司 学陽書房
「世界古本探しの旅」朝日新聞社
「ヨーロッパ古書紀行」文車の会 文化出版局
「それでも古書を買いました」鹿島 茂 白水社
「世界の古書店」川成洋(編) 丸善
「関西赤貧古本道」山本 善行 新潮社
ラベル:古書店 古書 散策
posted by alice-room at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 本】 | 更新情報をチェックする
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