2006年12月17日

「中国四〇〇〇年皇帝怪奇事件帳」新人物往来社

聊斎志異みたいな志怪小説を期待していたのですが、全然お話になりません。

しばしば聞くような中国のメジャーな怪奇話をあまりにもセンスのない口語訳で雰囲気を台無しにしつつ、乱暴に抄訳して紹介しています。これではあの志怪小説独特の素晴らしい文体や情緒などの要素がごっそり抜け落ちています。

まるで文字がやめずに感覚だけで書かれた「学校の階段」のようなものでしょう?そちらは本屋でパラパラ頁をめくった経験があるだけですが、なんか似てる~。

まあ、そんなレベルです。本書を読んで志怪物を読む気にはならないでしょう。こんな本は即刻ブックオフに売って、高くても平凡社の「聊斎志異」を購入しましょう。図書館で読んでもいいですが、こっちを読んだら絶対に手に取る気にさえなりません。

漫画でもOK。はるかに志怪小説の雰囲気を伝えています。

中国四〇〇〇年皇帝怪奇事件帳(amazonリンク)
ラベル:書評 怪奇 中国
posted by alice-room at 15:11| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 歴史A】 | 更新情報をチェックする
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