
先日の神田の古本まつりで購入した本です。
これと類似の姉妹本で「ふらんす民話大観」があり、そちらと一緒に買おうと思ったんだけど・・・。
部屋の床が抜けるので購入は自重。
あちらではなく、こちらを買ったのは「聖ドゥニの死刑執行人」「聖女ジュヌヴィエーブのメダル」が最初のページに載っていたので。
「海底のイスの町」とかケルト神話の話も載ってたしねぇ~。
「黄金伝説」の現代版みたいな印象で買ってみた。
で、読んでみると・・・。
まあ、悪くない。消毒アルコールで綺麗にしたのだけれど、読んでていてかなり黴臭くてそれだけが残念。
さて内容。
ゴシック建築大好きで、サン・ドニ大聖堂にも実際に行ったけど、サン・ドニの伝説自体は正直あまり良く知らなかった。黄金伝説にもあったと思うんだけど・・・記憶に無かったりする。
今回、本書を読んで改めて、首持ってる聖者サン・ドニの姿に納得しました!
パリの守護聖人だっけ?聖女ジュヌヴィエーブ。
救国の少女ジャンヌ・ダルク共々、フランスではお馴染みの人物らしいですが、外国人の私は知らないし~。
他にも日本昔話みたいな話がたくさんあって、予想通り。
ただ、予想外だったのは、近世・近代から現代ぐらいまでも入っていたりする。
宰相リシュリューとか、もうしょっちゅう出てきて、陰謀のお話とかね。
その時代辺りはどちらかというと私の関心の範疇外なんだけどなあ~、中世がメインの関心事なんで。
まあ、鉄仮面や全く想定外のジル・ド・レーに至っては、お懐かしや・・・・青髭公様、みたいな感じでしたが、久しぶりに錬金術とか黒魔術のことを思い出しましたよ。
ヤバイ、今やってるアニメの「中二病」ではないが、黒歴史が出てきてしまいそう。
私の場合は当時、高校生でこじらせてましたが・・・・(苦笑)。
最初はあまり分量ないかと思いましたが、想像以上にボリュームあります。
中身は興味ないところも多々ありますが、面白いとこもあり、少しでもプラスがあるなら、読む価値ありと評価してますので、私的にはOKでした。
もっとも図書館で読めれば十分かな? わざわざ購入してまで読むほどの価値はないです。
でも、本書に出てるくらいの内容は知ってないと、フランス旅行しても楽しめないかなあ~。私の場合はね。フランスも地方をもっと回りたいなあ~。
あとフランス語の購入本、はてさて、どうやっても読もうか?フランス語の勉強している時間なんてないんだだけど、強引に本を読み始める気力も無いしなあ~。
その前にcaxton読了したいところか。
本の巻末に検印があったので。今は、検印は省略が普通だからあまり目にしないけど、この蛙の絵が新鮮だったので写してみた。出版社の社名まんまですね。
【目次】ふらんす伝説大観 (1971年)(amazonリンク)
第一部パリの伝説
第二部民間伝説抄
第三部騎士物語
第四部史実物語
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