2006年12月25日

「娼婦たちの暦」津村 節子 集英社

う~ん、今日18切符で適当に電車に乗っていたら新潟県の長岡駅に着いたので長岡の古書店巡りして買った本。車内で手持ちの本をみんな読み尽くしちゃったので綺麗そうな本を買ってしまった。

思い切り外れた! こういった娼婦や吉原とか風俗系の本は、時々非常に興味深かったり、人情の機微に通じた文章があったり、掘り出し物があるのですがこれは箸にも棒にもかからないかと。

勿論、猥褻ではない。かといって当時の社会状況を克明に描いたものでもない。また、出てくる娼婦の内面も上っ面しか追っていないようで感情移入も何もありゃしない。「墨東奇譚」でも読んで爪の垢でも煎じて飲んで欲しい。茶者には。少なくとも私にとっては、何の価値も見出せない本だった。

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ラベル:書評
posted by alice-room at 21:53| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 【書評 小説A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
alice-roomさん、こんばんは
何と、長岡にいらっしゃったのですか!
前もって、ご連絡いただけたら、日程を開けておいてお出迎えしましたのに。
長岡は近いのですが、最近は古本屋へは行っていません。この頃はもっぱらネットでの購入ばかりです。(苦笑)
Posted by lapis at 2006年12月26日 19:48
lapisさん、恐縮です。18切符で適当に来た電車を乗り継いでいったら、思わず接続が良くて長岡まで行けてしまったのでした。

予定では水上辺りで日帰りで温泉に入ってくる予定だったのですが・・・。おかげで温泉に入り損ねましたけど(苦笑)。

長岡には13時36分に着いて15時28分発という慌しさでしたが、今度は一泊泊まって行きたいです。その際には、ご連絡させて頂きますね。是非、またゆっくりとお酒でも飲みましょう。宜しくお願いします。

そうそう、ニュースでは聞いていましたが、本当に雪が降っていないようですね。あの六日町や越後湯沢でもほとんど雪がなかったです(山頂以外)。ただ清水トンネルを超えた時だけ、いきなり雪景色に変わり、いつもながら、『雪国』を思い出してしました。あのトンネルって本当に異次元へつながるような感覚です・・・。
Posted by alice-room at 2006年12月26日 20:06
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