
原作とは、ストーリーが根本的に変わっていて、しかもそれが悪い方に変更されている。これって、映画だけ見てストーリーがあるように思えないんだけど・・・??? 何にも説明なしに、いきなりタイムトラベラーが遺跡から発見! で、よく分からないけど、その秘密を解こうとする発掘者達VSなんかの組織。この組織が何故、敵対するのか? そもそも組織はなんなのかが一切説明されず、最後まで見ても全然意味わかんない??? 最近では、滅多にないほどの駄作かと・・・思うのですが・・・。
面倒くさいからと、タイム・パラドックスもメチャクチャ無視してひたすらドンパチ。つまらない戦闘シーンで何故かバタバタ人が死ぬ。納得いかないなあ~。最初から最後まで、一切の意味がなく、無駄を積み重ねた場面の連続だと感じた。
【以下、ネタばれ】
だいたい、原作ではもう少しマシな話なのに・・・。
嘆きの壁の中に隠されたお宝(イエスの顔を映したビデオ)が取り出した組織についても、この映画では単なる修道僧にしちゃってるが、原作ではテンプル騎士団になっていて、実際にそういった行動をしていた史実(=かつてのソロモン神殿跡を掘り起こしていた)らしいものがあるので、リアリティーが増して面白いのに。監督以下、一番面白い部分を改悪しているので完全に駄目駄目映画に成り下がっている。
ラストもあんなくだらないものではなく、シンプルだがもう少しいい意味でワンパターンの形で終わっているのになあ~。勝手に、発掘者をタイムトラベラーにするなって!原作では、全く違う人だったのに・・・。
この映画は原作から、イエスの顔を映したSONY製ビデオ、というアイデアだけ利用した別の作品と捉えるべきですね。じゃないと、原作者が可哀相だもん。それほど、ヒドイ出来だと思った。とても残念でした。原作並の面白さは期待していたのに・・・。
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関連ブログ
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そうですか!
これは駄作ですか!
レンタル店で目にして気になっていましたが、借りるのはやめることにします(笑)。
何かあったら、またブログに書き込んでおきますね。コメント有り難うございま~す。