【ローマ=藤原善晴】新法王ベネディクト16世が、1940年代にナチスの青年組織「ヒトラー・ユーゲント」のメンバーだったことが19日から20日にかけて、欧州各国のメディアで一斉に報じられた。別に隠していた訳でもないんだろうし、当時の社会情勢的には止むを得なかったんでしょうけど…。あまり変に過去を採り上げて過剰な反応をしなければいいのですけど。
バチカン発のロイター電によると、新法王は自伝で、加入が強制されていた時期に自身と兄がメンバーだったと記述している。
バチカンのある神父は「新法王の父はナチスに批判的な警官で、自分の息子たちをナチス関係の活動に参加させまいと苦心していたと聞いている」と話している。
人にはみんないろんな過去があるんでしょうし、今どういうふうに生きているかが大切だと思うんですが…。