
NHKの番組「探検ロマン世界遺産」は、アルハンブラ宮殿。懐かしい~!相変わらず、お美しい姿が見れて嬉しかったかも。今回はあまり変なことも言わずに、じっくりと映像を映してくれて良かった。
まあ、惜しむらくは季節が冬に行ってるみたいでアルハンブラ宮殿の最も美しい姿を伝えていない点でしょうか。フライパンのようだといわれる強烈なアンダルシアの灼熱の中で、アラヤヌス(天人花)が咲き誇り、水面にその姿を映す様こそ、やはりアッラーの称える神の国なんだと思いました。映像を見てても、光が弱いのがはっきり出てましたね。
番組でも紹介していましたが、シエラ・ネバダ山脈より自然の高低差だけを利用して6キロ先から運ばれる水脈。そのおかげで真夏でもアルハンブラには、豊富な水をふんだんに使われ、気化熱もあって一旦日陰に入ると、天然クーラーのように冷える。本当に涼しくて快適な環境で、蜂の巣のような、と表現される彫刻建築が更に美しく神の世界をかいま見せる。
やっぱ、いいよねぇ~。座り心地がいい椅子があり、個人ならのんびりと本を読みながら、いつまでもいられるのも嬉しい。壁に刻まれたアラベスク文様。「アッラーは偉大なり」という文字がこのうえもなく、美しい組み合わせで文様化され、連なっていくその素晴らしさは本当に筆舌に尽くし難い。
泣く泣くその楽園を追放された哀れなボアブディル王を思うと、さらに哀愁を帯びた景色になるのも故無い訳ではないなあ~。イスラム王朝(文化)の絶頂と衰退が色濃く残っている世界遺産でもある。
なんとしても、夏に行くべきですね!世界中から来る観光客が半端じゃなく多く、ほとんど予約制になってしまうがそれだけの価値がある場所・建築でもある。何度でも訪れたい場所だ。あと、ふと思い出したが、アルハンブラに歩いて通った際、宿泊したホテルの名前もダローホテルだった。それなりの料金でなかなか快適だったなあ~。
関連ブログ
「アルハンブラ」佐伯泰英 徳間書店
アルハンブラ宮殿の思い出(2002年8月)
ラベル:世界遺産
水曜深夜の再放送まで耐え忍びます。
でわ
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