
先日読んだ本から、ルネサンス時代の思想・哲学もなかなか面白いと思い、更に関連書籍を読んでみたのが本書。
今、6のとこまで読み進めたが、正直全く面白くない。
同じようなテーマを扱っているのに、本書はなんでこれほど面白くないのだろうか?
我慢して読み進めていくうちに面白くなることを期待したが、つまらなさが益々倍増してきたので最後の付録だけ、あとは読んで本書は終りにするつもり。
個々の人物の話にばかり、焦点が当てられて、中世哲学からのルネサンス期への変遷や全体像が本書を読んでいると良く分からない。
事前に素養のある人ならば、感想が違うのかもしれませんが、これ読んでてもこれ以前の時代の潮流と、この時代の大きな潮流の中でいかなる思想的位置を占めるのかを追っていけないのですよ。読んでても。
すると・・・個々の哲学者自体にはそれほど関心のない私のような人には、辛い文字の羅列になってしまい、まさに眠くなる哲学者の話になってしまいました。
勿論、前回読んだ本と一致する内容なので、言い回しは異なるものの同じことを言っているのは分かるのですが、えらく遠回りのように感じてしまい、素直に頭に入っていきません。
個人的にはお薦めしません。本書、数頁読むと眠くなりますし、何も知的刺激を受けれません。私の場合ですが・・・。共訳ですが、以前読んで面白かった本の著者もその訳者の一人で読んだんだけど、本の選択失敗しました。
【目次】イタリア・ルネサンスの哲学者(amazonリンク)
1 ペトラルカ
2 ヴァッラ
3 フィチーノ
4 ピーコ
5 ポンポナッツィ
6 テレジオ
7 パトリーツィ
8 ブルーノ
付録 ルネサンス・ヒューマニズムの中世的先例
ブログ内関連記事
「ルネサンスの神秘思想」伊藤博明 講談社
「パトロンたちのルネサンス」松本 典昭 日本放送出版協会