
世界中にある古書店の紹介の本であって、決して古書を探す話ではない。また、初めに本の企画があり、それぞれ適当な(?)人に依頼して作成したのがありありと出ているのがなんとも興醒めな本である。なんせ、著者達自身が古書店を使っていないのに記事を依頼されたと書いているぐらいで、本当に本好きな人の役には立たない。せいぜい、こういった稀稿本を扱う業界が世界中にあるんだなあ〜と思う程度。
個々の本屋は確かに個性があり、格式もあり、実に面白そうな本を取り扱っていそうではあるのだが、著者達自身が自分で使っていない本屋を紹介しているので馬鹿馬鹿しくてお話にならない。実際にその古書店を利用している人の声が聞きたかった。
従って、記事の内容も書店のおおざっぱな紹介と書店側から言われるままに販売中の書籍タイトルをただ文字にした、それ以上の水準ではない。朝日新聞らしいと言えば、まさにそうとしか言いようがなく、本に対する情熱を感じられない。
ただ、写真は大きいし、いい写真を使っている。でも、記事の内容はかなりつまらない。おまけに無駄な空白が多く、情報量自体が少な過ぎる。少なくても頁を増やさずに情報量は3倍にできるのではないだろうか? 本好きだったら、失望するような感じがするが、私だけだろうか? 値段だけ、内容に比して驚異的に高いと思う。
でも、一つだけ読んで良かった情報があった。ウォラギネの黄金伝説の1499年版だったかな?230万円ぐらいで買えるらしい。ラテン語なのが問題だが車を買うなら、絶対にそっちを買うな、私。
とてもではないが、今は買えないが、ラテン語の勉強して死ぬまでに絶対に買おうっと!! あ〜あ、5年前に買っておけば良かった。あの頃なら、買えたかもしれない。まあ、いい目標ができました。読めない本は買わない主義ですから、とにかくラテン語をやらねば&ねばと!
【目次】世界古本探しの旅(amazonリンク)
パリ古本探しの旅(荻野アンナ)
ロンドン古本探しの旅(瀬戸川猛資)
フィレンツェ・ボローニャ古本探しの旅(和田忠彦)
アメリカ南部古本探しの旅(越川芳明)
ミュンヘン・ウィーン古本探しの旅(池内紀)
マドリード古本探しの旅(野谷文昭)
南仏古本探しの旅(浅野素女)
ミラノ古本探しの旅(和田忠彦)
ローマ古本探しの旅(和田忠彦)
関連ブログ
「古書店めぐりは夫婦で」ローレンス ゴールドストーン, ナンシー ゴールドストーン 早川書房
「古書街を歩く」紀田 順一郎 新潮社
「われ巷にて殺されん」紀田順一郎 双葉社
「古本屋さんの謎」岡崎 武志 同朋舎
「古本道場」角田 光代、岡崎 武志 ポプラ社
「古書法楽」出久根 達郎 中公文庫
ナインズ・ゲート デラックス版(1999年)ジョニー・デップ主演
まあ、利用したことがない人が企画をし、
利用したことがない人が訪問し、記事を書いていますので、
どんな本が出来るのかは、わかりますよね。
私は期待もせず、図書館でこの本をめくってみました。
たいしたことは書いていないし、欧米の古書店の
雰囲気って、こんなものだなと、欧米の古書店の動向を
知らない人が雰囲気をつかむことが出来る程度ですね。
当然ながら、大都市の古書店しか取り上げていないが、
大都市の古書店の価格設定は、大体のおいて、地方よりも高めですね。
本音を言えば、自分だけの秘密のお気に入りの古書店は
誰にも教えません。荒らされては困りますから。
私も教える気はないです。自分が買いたい本をすべて買った後なら
教えてもいいかもしれないが、それ以前には教えません。
墓場まで持っていきます。
>本音を言えば、自分だけの秘密のお気に入りの
>古書店は誰にも教えません。荒らされては困り
>ますから。
あっ! それって、本当に分かります!!
勿論、素敵な古書店さんがある程度繁盛してくれなくては困りますし、応援したい反面、モノがモノだけにそう何個も同じものが入荷しない以上、全てが限定品になってしまうので競争の激化は避けたいですものね。
自分が買いたい本を買った後でも、購入したい本自体が増えていきますし、新しく入荷する本もあって一生教えられないかも・・・。
いやあ〜なかなか因果ものです(苦笑)。コメント有り難うございました。