
そもそも他人の本棚ってその人の趣味・嗜好や性格が一番強烈に出ると思うんです。私自身、本は好きだけど、読むのって面倒。でも、お金を払ってまで読むのはその人がその本に書かれた情報・知識・哲学諸々を必要としているからでしょ。しばしば言われますが、本棚を見るとその人を好きになれるかどうかすぐ分かりますね! だから、私の場合は読書傾向が近い異性がいると、すぐ本を貸し借りするんですが・・・って(オイオイ)。
話はそれますが、本棚の雰囲気以上にそのタイトルが重要なのになあ~。何のために本棚の写真を撮っているのやら??? まあ、かろうじて分かるものもありますが、もったいないと思ったりします。
そうですね、あとこの本で重点を置かれているのは、いろんな人の読書方針(?)みたいなものを聞いてますね。へえ~、そうなんだ。とか、おお~なるほど、資料探しにはそれは有効かも?っていうのもありますが、基本的にはどうでもいいかも。だって、人それぞれ読書の目的が違うし、関心の方向性も違うでしょ。自分と合うかどうかわからない人のなんて、聞きたくないですし、あまり参考にならないと思ったりする。
でも、その反面、自分と趣味の重なる人だと分かると、その人の蔵書内容(タイトルだけでも)って、すっごく有益。自分が関心があるのに、知らなかった凄い本とかを気付かせてくれることもあるもんね。実際、そういうこと何度かあったし、あちこちのブログ見ててもこんな本あるんだと速攻で注文した本もあったりする(笑顔)。ただ、その際にはまず自分の関心が特定分野にあること。関心がなければ、ピピンっと感性のアンテナにかかりません。
あっ、でもこの本にも書かれてましたが、海外旅行に行って時間に余裕があると、無くても古書店を見つけるとついつい入ってしまいますねぇ~。大概は一人旅だから、ホテルに戻るとワイン飲みながら、読書か旅行記つけてるしね。夜は観劇とかしてなければ、読書タイムだもの。ロンドンは確かに大英帝国の古書店って雰囲気あったけど、ヴェネツィアやプラハの古書店もなんかも一種独特で良かったかも?読めもしないのに、図版がたくさんあって安いという理由だけでチェコ語の百科事典みたいなのがあるけど・・・何に使うのやら?(ちょっと抜けてる私)
バハマの図書館はすっごく小さくて本もあまり無いんだけど、他のホテルとかと同様にショキング・ピンクの可愛い外観で思わず、入って英字新聞を眺めてました。こういうのも味わいがあっていいもんです。古書店もいいけど、図書館も好き。もっといいのは、普段人があまり入らない書庫。誰も読まないような本をこっそり探して、一日中こもっているのもいいなあ。やはり司書の資格でも取って、そっちに行けば良かったかな? まあ、人生いろいろです。
ずいぶんとこの本自体からは離れてますが、わざわざ読まなくてもいい本かな。悪くはないけど、まあ、たいしたことないです(えらそうだなあ~)。息抜きにちょっとって感じですね。
目次本棚が見たい!(amazonリンク)
筒井康隆の本棚
内藤陳の本棚
山田風太郎の本棚
荒俣宏の本棚
高村薫の本棚
村松友視の本棚
吉村昭の本棚
高橋克彦の本棚
畑正憲の本棚
和田勉の本棚〔ほか〕
人の本棚は気になります。何か自分と共通点があるのか?という会話の流れのポイントもつかめるし、つい眺めてしまう。それに本自体の持つオーラが心地良いのでしょうか?
もっとも、私も本棚を昔、友人に一度見せたきりで、もう10年以上誰にも見せたことないなあ~。ほとんど、自分の裏面までさらけ出すようで見せられないかも?他人のは見たいのですが・・・(苦笑)。
本棚というものは、ある意味その人自身を表しているので、とても魅惑的です。
僕が一番惹かれたのは、この本には入っていませんが、澁澤さんの本棚です。
バレバレだだと思いますが。(笑)敬愛する人の本棚に、自分が持っている本などを見つけると嬉しいものですよね。
澁澤さんの本棚というか部屋は、知のワンダーランドですね。何かの写真集で見た覚えがありますが。確かに素敵ですねぇ~。ウットリ。
おまけに、専攻していた経済や法律に趣味の文学・小説等々の本が混ざってしまって、私以外には理解不明の状態に陥ってます。随時、不要なものは古書店に出してますが、キリが無いですね。
hornblowerさんもたくさんの本に囲まれて、本に圧死されそうですが、ほんと気をつけて下さいね。枕元に積んでおくと、便利ですが、かなり怖いです(ブルブル)。寝ていて本が崩れた音で目を覚ますのは、悲しいです。
でも、本棚って本当に面白いと思いますよ~。その人の心の中を覗かせてくれるような気がします。