
久しぶりにギュスターブ・モローに会いにオルセー美術館展へ行ってきました。まだ始まったばかりだからと午後から出掛けたら、大変な人混みでした。一歩入るなり、いささかげんなり。人の頭越しにしか絵が見れません(涙)。
以前、フランスのオルセーに行ったときも結構人多かったけど(無料日だったので)、あそこって新しい作品が多く、あまり私の好きなタイプのものがないので今回もあまり期待せず、軽い持ちで出掛けたのでなんとか我慢。
展示内容を書かれた紙をチェックして目差すモローのみを探す。
あった&あった!モローの絵「ガラテア」です。私のおぼろげな記憶では、オルセーにモローの絵は二枚ぐらいしかなかったはずですが、そのうちの一枚ということでちょっと嬉しかったです。モローは個人蔵も多いからね。
展示場所はなかなか目立つ好ポジション。しかも壁の背景の色もそこだけ他の絵画のところとは違っていて、明らかに展示に際して意図的な演出をしているようでした。その演出も絵の雰囲気とあっていて良かったです。
とにかく人は多かったのですが、さすがに展示のもう終わり近くという場所なんで、人混みも注意してタイミングをとるとかなりすく瞬間があります。私は少し離れたところにいて人がいなくなると、絵の真正面を陣取りじっくりと鑑賞。人が増えると、しばし離れて遠くからぼんやりと全体像を眺めるということを5回以上も繰り返していました(笑)。
暗闇に浮かび上がる女性の裸体とそれを闇から見つめるキュプロスの対比がまた良いかと。いかにもモローらしく深夜に一人でこっそりと見たい作品でした。人混みには似合わないなあ~。女性の髪の毛の描き方が実にモローらしいです。
私にとっては、モローが見れただけでしたがとりあえずOKでした。
関連サイト
オルセー美術館展
関連ブログ
ギュスターヴ・モロー展 Bunkamura
国立西洋美術館にあるマグダラのマリア
聖チェチリア(モローの画像有り)
「ガラテア」をご覧になったとはうらやましいです。これも僕の好きな絵の一つです。
この展覧会ですと、ルノワールの少女の絵も可愛らしいですね。
オルセーというと真っ先に「オルフェウス」が思い浮かびます。
その他にも「ヘシオドスとミューズ」もあるので、ゆっくりと見て回りたいものです。
「ガラテア」は、巨人の瞑想的な眼差しがなんとも魅力的で大好きな作品ですが、オルセー美術館展で来ていたとは知りませんでした。
テイトギャラリー展でのあまりの人の多さで、あやうく遭難しかけてから(^^;)都内の美術館にはあまり寄り付かなくなってしまいましたが(さすがにBunkamuraのモロー展だけは意を決して行きましたけど)、これはぜひとも見に行かないといけないですね。
オルセーではモローは目立たなかった感じがしました。モロー美術館に全部集めてくれるともっと嬉しいですよね。あそこで一日中(実際の開館時間は短いですが)モローの絵を見て、階段を上り下りするのもいいかも?(笑顔)
Fu Shuseiさん>初めまして。コメント有り難うございます。おっしゃられるように都内の美術展ってちょっと良さそうだと、本当に人・人・人の渦に巻き込まれそうですよね。私も閉口してしまうことがままあります(涙)。
ガラテアがお好きなら、それだけで見に行っても良いかもしれません。ただ、本当に人が多くて私が帰る時には、看板をもった方が入場待ちの列を整理していたので、もし行かれるなら、絶対に朝イチをお薦めします。
私もBunkamuraのモロー展には、腹をくくって二度行ってきました。あれもスゴイ人混みでしたね。でも、本当に良い作品がたくさんありました。あっ、また見たくなってしまいました(笑顔)。
これからも宜しくお願いします。
オルセー美術館展は、やはり相当混雑しているようですね。
平日の朝イチを狙ってみます!
>私もBunkamuraのモロー展には、腹をくくって二度行ってきました。
二度…ということは、前期と後期の両方行かれたのですね。
私は前期はスケジュールの折り合いがつかず、後期だけでした。
有給を取って、朝イチで行きましたがやはりとても混んでいました。
それでも本当に行ってよかったと思える、感動でいっぱいの展覧会でした(^^)
でも、あのモロー展、実に良かったですね!!
「出現」のポスターは今の私の部屋を飾っております♪
実際に行ったわけではないので恐縮ですが、「オルセー美術館展」つながりでTBさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
最近は、展覧会の宣伝方法も色々あって面白いですね。
「ガラテア」だけ観に行く。それだけでも
価値あるかもしれません。
それにしてもあの展示場所下手すると
見落としてしまいそうですよね。
そうコメントくださった方もいました。
でも大好きなモローを見られて幸いでした。最初は展示の順番通りにモローを探していたのですが、なかなか見つからずちょっと焦ってしまいました。でも、本当に好きな絵が見られて良かったです(笑顔)。TB有り難うございました。
モローつながりでTBさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
最近買ったのですが、このモローの画文集は、わりと面白かったです。
我が侭を言わせて貰えば、もう少し高くても良いから、全部カラー図版にして欲しかったです。(笑)
でも、新しく出たんですね、モローの本。知りませんでした。後でチェックしておきます(笑顔)。
私は、最高の本物と一緒にいる時間を楽しむために、時々美術館に参ります。この意味では、館内が余り混んでいると雰囲気が台無しです。もう少しホールと通路の広いところで開催してほしいですね。
モローについては私はよく存知ませんでしたが、音声ガイドにも入っていた「ガラテア」は結構気になる作品でした。神話や聖書を題材に、少しエロスが加味されているような感じを受けました。
alice-roomさんのブログはとても読み応えがありますね。これからも時々伺って、勉強させていただきます。
では、今後もよろしくお願いいたします。
私の場合はモローが特に好きなこともあり、また、私のイメージの中では、深夜にこっそり鑑賞するような勝手な思い込みがあるのでできるだけ、作品と自分だけで鑑賞したいと切に願ってやみません。なかなかそうはいきませんが・・・。
こちらこそ、今後とも宜しくお願いします。