
で、じ~っと見ていたんですが…、いつのまにか当初の予定と異なり、(だいぶお年を召した)眼鏡っ娘にはまってました。よくフランス人の学生とかにも多いんですが、ああいう感じの女性って好みなもんで…。まあ、私の好みはさておき、魅力的な女性というか人妻を前半にあれだけ持ってきておきながら、映画のポイントは一見、貞淑そうな妻からの衝撃の告白で動揺する旦那さんの方かな。
医師の夫は、かなり真面目ないい男っぽいカンジ。だのに…ラリっていたとはいえ、妻が他の男性に気を惹かれて、夫や可愛い子供も全て捨てても抱かれたかった男がいた、とか言われてはもう動揺しまくりでしょう。まあ、想像の世界だけにしろね。
そのショックのあまり、フラフラと普段なら決してとらない行動をとった結果、彼はとんでもない事件に巻き込まれる。関わってはいけないものに関わってしまった一般人の悲劇。ストーリーはまあ、普通レベルで謎解きも不可解のまま終わるといういつもの監督のパターンではありますが、映像として見た場合、やっぱりうまいねぇ~!! だてに、キューブリックではないなあと感じます。作品として、緊張感を途切れる事無く引っぱり続けます。長い映画ですが、途中で抜けられない世界です。
肝心な秘儀ですが…。
とっても&とってもビジュアルに注意を払っていますね。大変に美しくて目を奪います。新体操の団体選とか、シンクロの団体線のような奇妙なほどの調和と様式美のようなものを感じるかも。但し、秘儀めいた内容自体はあまり、深みがなさそう…(個人的な見解ですが)。むしろ、イスラム教徒が寺院でひたすら円を作って歌い・踊り、人々がぶっ倒れるまで延々と踊り続けるような儀式の方が、トランス状態を迎えやすそうかと。仏教の称名(だっけ?)を唱えたりも結構、イケルっぽいけどね。
でも、内容をあれこれ考えるよりも映像美を素直に楽しんでいい映画ではないかな?それはそうと、この手の秘密結社や会員制のパーティーって欧米って結構、やってるよね。彼らってこういうの好きそう。映画の「ナインズ・ゲート」でもこの場面あったけど。
もっとも、乱交目的でパーティーでラリって2階や小部屋にしけ込むというのは、あちらでは普通でよくあるそうだしね。留学してた知り合いからは、そういう話を良く聞く。もっとも、日本でもたま~に、その手のに参加したことのある知り合いから話を聞くから、世界共通かな? 東京アンダーグラウンドっていう感じの安っぽい小説が書けそう(笑)。
個人的には、精神的にお子様達のつどうパーティーは嫌だなあ~。会社のオヤジ達が集まる名刺交換会も嫌いだけどね。どうせなら、ほんとのサバトとか見学したいんだけど…ラテン語ぐらい話せないと、悪魔も呼べやしないしね。契約書を隅から隅までチェックしないとだから、弁護士でも連れていくか(笑)。
さて、話は飛びましたが(トリップしてません?)、映像美と眼鏡っ娘フェチ(どんなだ?)にはお薦めの映画です。駄目な人には駄目かもしれないですね。私のリスペクトする鈴木清順監督の作品が分からない人には無理でしょう。もっとも清順監督の作品は、とんでもなく分かりませんけどね。DVDで代表作は持ってるから、今度そちらのレビューも書こうかな?あの映像美に追随できる人はいないと思うんだけど・・・(余談でした)。
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男女の違いを浮き彫りにしましたね、この作品は。
映像はとてもキューブリックっぽかったと思います。
ニコちゃんのメガネ、似合ってましたね。
ニコール嬢、やられちゃいました。
物語も人間の根底に流れる「えっちは好きな人としよう」って内容をキューブリックお得意の茶目っ気で観客に謎かけした映画とみました。
勿論、この作品もいろいろと奥深くてとても面白かったです。勿論、ヒロインにはLOVEです(笑顔)。
来週木曜日にドルイドに関する集会があるので出かけてみます。今でも本当に信仰者がいるらしいです。
なにせ、本場ですから。はまって帰ってこられなくなったらどうしよう・・・ この映画も機会があれば見てみます。
宜しければ、今度その感想なんかも教えてもらえたら、嬉しいです。素敵な経験ができそうですね!
かなり強引に勧めてしまってスイマセン・・・。
まあ、好きな人多いですよね、仮面被っての乱交パーティー。
今はほとんど、目的がこっちにシフトしてしまってるんじゃないかしら。
二コール・キッドマン、かわいかったですよね~v
>三紗さん、横レスでスミマセン。
ドルイドですか!?ビックリです!!
そんな集会が、ホントにあるとは思いませんでした!!
最近になって初めて「アイズ・ワイド・シャット」を観たんですが、ビックリ仰天でした。何と、キューブリックは、この映画で「2001年宇宙の旅」の種明かしをやっているじゃあーりませんか!「時計じかけのオレンジ」にもそういうシーンがあるんだけど、「アイズ~」は、もう、露骨なくらいの種明かしの連続で、これ観てもまだ「2001年」の意味がわからないという人はダメですね~。両方の映画をきちんと見比べれば、双子の姉妹みたいにソックリだということがわかるはず(もしかして「シャイニング」の双子の女の子は、その伏線か?)。
きっとキューブリックは「2001年」がひどく誤解されていたことに腹が立ってたんじゃないかな。いいかげん、気づいてくれよ!って。
ともあれ、僕は「2001年」の自分の解釈が正しかったことがわかって嬉しかったです。
今度機会があれば、もう一度よく見てみたいと思います。