表題の「パラケルススの薔薇」は想像通り錬金術の話なのですが、同じ錬金術関係の小説なら、パウロ・コエーリョの「アルケミスト」の方が百倍以上、面白いし、含蓄があるように思います。
本書の場合、確かに幾ばくかの余韻はあるのですが、どうにもちょっとねぇ~。
他の小説についても、私の感性に響くものがありませんでした。まあ、人それぞれ、合う合わないってあるしね。
今回の場合、錬金術つ~よりも「杜子春」の仙術を教わることにも近いノリを感じましたが、どんなもんでしょうか?少なくとも本書の短編読むなら、芥川氏の短編の方がはるかに満足度が高いかと。
そういやあ~、物心ついてから歯車を見なくなったなあ・・・。
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「アルケミスト」愛蔵版 パウロ コエーリョ 角川書店
コレーリョの放つ魅力というか、余韻はないし。
しかしAlice-roomさん。どうやったらそんなに本を沢山読破できるのですか?(笑)
>しかしAlice-roomさん。どうやったらそんなに本を沢山読破できるのですか?(笑)
私の場合は、知人にもよく言われるのですが、本を表面的にしか読んでいないから、早いのだと思います。実際、以前に読んだ本を見ると、全然読んだことがないような気がしてこんな事が書かれてたんだあ~と思うこともしばしば(赤面)。
あと、読んでいて興味を持てない本は完全に飛ばし読みしたり、章だけ選んで読むことがあるからかもしれません(全体の3~5%くらい)。
それに今、めちゃくちゃ暇なんですよ(←これが一番の原因!です)